行政院農業委員会が1日、台湾のメガネモチの魚の捕獲を禁止した前日の6月30日に、
南部恒春の漁師がナポレオンフィッシとも呼ばれる体長1メートルに余る珊瑚礁魚を捕らえ、
現存は29匹になった。
日本の南西諸島にも生息するメガネモチの魚(学名:Cheilinus undulates)は、台湾では、
絶滅に瀕した魚類であり、農委会が保育令を発した時は、現存僅か30匹であったが、
その内の一匹が釣り上げられたのには気が着か無かった。
台湾では蘇眉魚と呼ばれているメガネモチの魚はインド、太平洋の熱帯海域に広く分布する
大型の海水魚で、オスの成魚は全長2mに達することもあり、ベラ科の最大種である。
最大の個体では全長229cm・体重191kg・年齢32歳の記録がある。
捕らえられたメガネモチの魚は恒春の明立シーフッド料理店に持ち込まれ、料理店の店主が
フェースブックのホームページに写真と共に広告をポストしたので、ユーザーの「貪婪」、
「天罰を受ける」批判を受けた。
店主は直ぐ、訂正文をポストし、写真を撮っただけで購入しゲストに賞味させることは無いと
強調しているが、ユーザーは明立レストランをボイコットするよう呼びかけている。
国民党ニュースネットワーク 2014.07.02
http://www.kmt.org.tw/japan/page.aspx?type=article&mnum=119&anum=11683