王金平立法院長が国民党によって党籍を剥奪された訴訟の第二次審議は二十日,
台湾高等法院において始めて審議され,双方は弁護士に委託し,王金平も国民党の
代表も顔を見せなかった。
法廷において国民党の弁護士団は,一審の判事が全党員の二分の一が出席して
選んだ考紀委員によって始めて党籍の剥奪ができるという要求は事実上不可能であると
主張したのに対し,王金平の弁護士は王金平の党籍は存在すると法律は規定してと主張した。
去年の九月,特捜部によって暴露された口添え案のかどで王金平は国民党規律考核委員会によって
党籍を剥奪されたが,王金平は議長の位置確保のため直ちに党籍存在の訴訟を起こし,
一審は今年の三月台北地方法院で王金平の勝訴となった。
国民党規律考核委員会は去年の九月十一日,王金平の党籍剥奪を決議し,
中央選挙管理委員会に王金平の比例区の立法委員の資格を取り消すよう要求したが,
王金平は直ちに「党員資格の存在確認」の民事訴訟を起こした。
法廷で三時間あまり論議を尽くし,合議廷は双方の主張を五大争点に整理し、すなわち
民事法院は党籍剥奪の案件を審査する権限があるかどうか;王金平は果たして口添えをしたかどうか;
考規委員会の党籍剥奪処分は違法か;処分は制裁権の乱用ではないか;人民団体法の民主的原則の
定義などで,七月十一日再度の法廷を開いて弁論をするという。
国民党の弁護士団は訴訟は避けたいが,このことをはっきるさせなければ党の規律は守れなくなり,
過去の数百人に上る党籍剥奪者に対しても申し開きが出来なくなる。それゆえ最高法院に憲法解釈を
要請する可能性があると付け加えた。
国民党ニュースネットワーク 2014/06/23
http://www.kmt.org.tw/japan/page.aspx?type=article&mnum=119&anum=11622