■スペイン代表カシージャスの回想「02年W杯の韓国戦は恥ずべき戦い。審判が相手を後押しし、誤審が存在した」
10年以上もスペインの砦を護ってきたカシージャス。常にピッチを見続けてきた彼の今の想いとは……。
『フットボールチャンネル02 スペインは負けない。』(6月4日発売)では本人へのインタビューを行った。
(翻訳:江間慎一郎)
「韓国の試合ではイタリアやほかのチームとの対戦でも誤審が存在したからね」
――あなたが臨んだ初のW杯は、日韓共催で行われた大会でした。
正GK争いを繰り広げていたサンティアゴ・カニサレスが負傷したことによって、大会を通してゴールを守りました。
「少し奇妙な感覚だったね。W杯前、グラスゴーで行われたCLの決勝では、負傷退場したセサル・サンチェスの
代わりに僕がピッチに立ち、そのまま続けてW杯という大舞台でもゴールを守ることになった。運に恵まれていた
とも感じたけど、CL決勝前の2ヶ月間はセサルにポジションを奪われていたから、W杯でプレーすることには若干の
不安があったよ」
――スペインは誤審騒動が起きた準々決勝の韓国戦(0-0、PK戦3-5で敗戦)で敗退しています。
「審判がホームである相手を後押しすることは分かっていた。韓国の試合ではイタリアやほかのチームとの対戦でも
誤審が存在したからね。だけど自分たちに対する仕打ちは、ほかのチームとの対戦よりもっとひどかったと思う。
スペインはあのような敗戦を喫するに値せず、準決勝に進出すべきだった。韓国戦は人生の中でも理解できない
出来事の一つで、それは自分の若さや経験不足などとは関係がないものだ。審判に苛立ちを覚えたし、本当に
恥ずべき戦いだった。PK戦で、僕が何もできなかったとしてもね」(後略...)
ソース フットボールチャンネル
http://www.footballchannel.jp/2014/06/10/post43320/4/