【慰安婦問題の原点】 元朝日ソウル特派員、当時韓国で尋ねたら「日本人が無理やり娘をさらったら暴動が起きましたよ」[05/23]

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【元凶追及! 慰安婦問題】
 戦時徴用問題と公表された外務省の調査結果
2014.06.03
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140603/dms1406031140001-n1.htm
 娘が6歳になり言葉の働きに興味を持ちだしたころ、こんなことを言い出した。

 「私は大きくなったら、犬と猫を飼うの。
そして、犬に『ネコ』という名前を付けて、
猫に『イヌ』という名前を付けるの」

 言葉は指し示す対象をもつ。
人は「イヌ」という言葉を耳にすれば当然、動物の犬を思い浮かべる。
他方、固有名詞は任意だから、
飼い猫に「イヌ」という名前を付けても誰も文句は言えない。
言葉はそれに固有のイメージを喚起するが、
そのイメージ通りの対象が実在するとはかぎらない。

 日本は今、戦時中に日本の軍隊や警察が、朝鮮半島から20万人もの若い女性を強制連行し、
戦地で性奴隷として虐待したとして国際的に非難されている。
米カリフォルニア州グレンデール市には、慰安婦の像まで建てられてしまうありさまだ。

 なぜ、こんなことになったのか。
その原点にあるのは「強制連行」という言葉のマジックだ。
この言葉、初めは「朝鮮人強制連行」という言葉として造語された。
作者もハッキリしていて、ルポライターの藤島宇内氏が、
1960年に岩波書店の『世界』という雑誌に書いた。

 当時は北朝鮮への帰国事業が開始したばかりであった。
運動を推進した朝鮮総連は、60万人の在日の人々は「強制的な集団移住」と「徴兵徴用」の結果であり、
「日本に来たくて来たのではなかった」と言い出した。
彼らの主張を総括するキーワードとして日本人によって発明されたのが「朝鮮人強制連行」という言葉だった。

 しかし、この言葉に対応する事実はなかった。

 外務省は59年に全ての在日の人々の調査をした結果を公表した。
それによれば、
徴用労働者として日本に渡ってきた人は終戦直後に帰国し、
残留して日本に住み着いた人は245人に過ぎない。
その全員が自分の自由意思で日本に残留したことが面接調査で確認されている。
この外務省調査は当時、朝日新聞も報道した。

 では、大部分の在日の人々はどうして日本にいるのか。
彼らは戦前、よりよい働き口や生活の場を求めて、日本にやってきたのである。
中には密航までしてきた者もいる。
彼らは紛れもなく「来たくて来た」人々である。

 「朝鮮人強制連行」は真っ赤な嘘である。
猫に「イヌ」という名前をつけたのと同じで、
人は強制連行という言葉があるから奴隷狩りが行われたというイメージをもたされる。
しかし、その実態はどこにもなかったのだ。