【中台】台湾総統演説「中国と関係強化欠かせない」 [5/20]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1かじりむし ★@転載禁止
台湾総統 中国と関係強化欠かせない
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140520/k10014592601000.html
NHK 5月20日 20時44分

台湾の馬英九総統は、就任から6年に当たって演説し、ことし3月に中国との
経済協定に反対する学生たちが議会を占拠する事態となったものの、貿易の自
由化を進めるうえで中国との関係強化は欠かせないとして、改めてみずからの
政策に理解を求めました。


馬英九総統は就任から6年を迎えた20日、台湾中部の大学で演説し、ことし
3月、中国との間で結ばれたサービス分野の自由化協定に反対する学生たちが
議会に押し入り、3週間余りにわたって占拠し続けたことについて、「中台関
係に対する若者たちの不安を反映したものだった」という認識を示しました。

そのうえで馬総統は、中国は台湾だけでなく、日本や韓国などにとっても最大
の貿易相手だと指摘し、「中国と向き合い、チャンスを最大に広げ、リスクを
最小に抑えることを追求すべきだ」と述べ、貿易自由化を進めるうえで、中国
との関係強化は欠かせないとして、改めてみずからの政策に理解を求めました。

一方で馬総統は、若者の就職難や低賃金の問題を改善するため、今後、起業の
支援や職業訓練の拡充を図っていく方針も強調しました。

馬総統としては、議会が占拠された事態を受けて最大の実績としてきた中台関
係の進展が足踏み状態となり、支持率も10%台前半に低迷していることから、
政権への反発を少しでも和らげようというねらいがあるものとみられます。