http://img1.cna.com.tw/Japan/Photos/JpnNews/201405/20140509170354.jpg 台湾の人権団体、婦女救援基金会は8日、台湾人元慰安婦についてのドキュメンタリー
「蘆葦之歌」(アシの歌)の試写会が東京で行われたと発表、“台湾のアマー(おばあさ
ん)たちの命の物語”を貴重な記録として伝えていきたいとした。
この記録映画は同基金会の委託で国立台湾芸術大学(新北市)の助理教授、呉秀菁さんが
制作したもの。7日夜に東京で催された上映会には100人ほどの日本の人々が集まり、康淑
華・婦女救援基金会執行長、呉秀菁さん、映画の主人公の一人、陳蓮花さん(=写真)も
出席した。
「蘆葦之歌」は15年前に制作された「阿[女麼]的秘密」(アマー(おばあさん)の秘密)
に次ぐもので、台湾の元慰安婦を支援する日本の民間団体の招きに応じて試写会が実現し
た。元慰安婦とされる女性らはいずれも高齢で、映画製作の過程で6人のうち4人が相次い
で亡くなっており、おばあさんたちの最後の姿が作品の中に留められることとなった。
映画の中ではおばあさんたちが楽しそうにウェディングドレスを着たり、一日客室乗務員、
一日婦警さんになって若い頃の夢をかなえるシーンが出てくるほか、病の重くなった女性
のところに日本の民間団体の人々がお見舞いに駆けつけ慰める場面も。
基金会ではこの作品で、おばあさんたちが悲しみや憤りを乗り越え、ソーシャルワーカー
やカウンセラーの力を借りて過去の傷と向き合い自分を受け入れようとする楽観的で気丈
でけなげな姿が観衆の反響を呼んだとし、すでに亡くなった女性も含め、映像を通して彼
女たちの命の物語は永遠に記憶されるだろうと述べた。
2014/05/09 16:59
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201405090004.aspx http://wam-peace.org/