【ソウル聯合ニュース】北朝鮮で1年ぶりに鳥インフルエンザが再発した。
北朝鮮の朝鮮中央通信は9日、農業省局長の話として先月21日に平壌の兄弟山区域の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し、他の養鶏場にも感染が拡大していると報じた。
報道によると、毒性が強いH5N1型ウイルスに感染し、数万羽が死ぬか殺処分された。
北朝鮮は感染拡大を防ぐため非常防疫委員会を設置。発生地域の交通を遮断し、感染した鳥を殺処分するなど、防疫作業を進めている。
北朝鮮の公式メディアが鳥インフルエンザ発生を報じたのは今年初めて。ただ、1月に韓国で鳥インフルエンザが全国に拡大したため、北朝鮮でも発生する可能性が指摘され続けていた。
北朝鮮では昨年4月にも平壌の農場のアヒルが鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染し、国際獣疫事務局(OIE)など関連国際機関に報告した。
一方、朝鮮中央通信は同日、家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)が南部の江原道鉄原郡で先月14日に発生したと報じた。
北朝鮮は牛の口蹄疫感染をOIEに報告していたが、公式メディアが報じたのは初めて。
米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は今月5日、北朝鮮で豚に続き牛の口蹄疫が発生し、鉄原の農場で飼育されていた牛9頭が感染したと報じていた。
朝鮮日報 2014/04/09 17:32
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/09/2014040903506.html