【韓国】 高架道路の撤去で丸見えになった風俗店〜30年以上の歴史持つ座布団屋、消えゆく運命[03/30]

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1蚯蚓φ ★@転載禁止
 「高架道路がなくなって、男性のお客さんたちがうちに来るのをためらうようになった。あと2−3年
は店を続けようと思ったのに…」

 今月24日夜、ソウル市麻浦区アヒョン洞の高架道路跡地のそばで風俗店を営むAさんはこう語
った。Aさんが経営しているのは、かつて「座布団屋(座布団を敷いた部屋で酒を飲ませる)」と呼
ばれた店だ。夜になると、広さが33平方メートルしかない狭い店のガラス戸を開け、ミニスカート姿
のホステスたちが男性を誘惑した。かつては、ひそかに売買春が行われていたといわれている。

 30年以上もの歴史を持つアヒョン洞の座布団屋が、過去の遺物として消えゆく運命に直面してい
る。目の前にあった高架道路が撤去されたためだ。

 アヒョン洞の座布団屋は往復8車線の大通り沿いに軒を連ね、その前を多くの車が行き交ってい
る。それにもかかわらず、長い間営業を続けられたのは、高架道路のおかげだった。麻浦区衛生
課の関係者は「高架道路のおかげで、座布団屋は人目に付くこともなく、男性客たちは気兼ねせ
ずに店に入ることができた」と話した。

 ところが、カーテンの役割を果たしてきた高架道路が撤去されたことで、座布団屋に入る客の姿
が遠くからでもはっきり見えるようになった。ある経営者は「お客さんたちは店に入る前、周囲に誰
かいないか確かめるようになった」と語った。

 また、ニュータウン整備事業により、今年9月から周辺で2万戸の住宅の入居が始まることも、座
布団屋の経営者たちにとって悩みの種だ。「風俗店を追い出せ」という住民の声が高まるためだ。
このような状況のため、すでに座布団屋に立ち退きを迫る大家もいるという。

郭彰烈(クァク・チャンリョル)記者

ソース:朝鮮日報日本語版<高架道路の撤去で丸見えになった風俗店>
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/03/30/2014033000286.html