FLASH 2014年4月1日号
「慰安婦問題」に止めを刺す
[第二特集]「河野談話」改め「新・安倍談話」のススメ!
http://www.kobunsha.com/shelf/magazine/past?magazinenumberid=2756 ■裏切られた日本の善意 見直しの手段は「新談話」
「内閣の考えを示す方法として、宣言、あるいは国会決議というものもある。談話は一度公表した以上、
撤回する、つまりなかったことにすることはできないが、法的効力はありません。新たな談話を出すことで
“見直す”ことになるのです」(石原氏) <補足:石原信雄元官房副長官>
■河野氏はスケープゴート!? 見直しか、国際関係か・・・
日米外交が専門の春名幹男早稲田大学大学院客員教授が語る。
「安倍首相は公約に掲げた以上、河野談話の見直しに着手するでしょう。しかし、米国から『歴史修正主義』
とみなされ、外交的リスクが高い。・・・(略)・・・」
河野氏はスケープゴートにされていると、彼に近い自民党関係者は言う。
「河野談話は宮澤内閣の了解を得た談話です。河野氏だけの判断で作ったものではない。・・・(略)・・・」
「いま、慰安婦問題がぶり返しているのは、韓国で“個人の請求権は別”という憲法裁判所の判決が出て
いることが大きい。慰安婦に加え、炭鉱や軍事工場で働いた徴用工も訴え、中国にも広がっている。ただ、
個人の賠償請求は別というのは、河野談話作成当時になかった考えです。談話の撤回はできませんが、
状況が変わったなら、新しい談話を出すしかない。もちろん時の内閣が、ご判断されることです」(石原氏)
河野談話を見直すには「新・安倍談話」の発表しかない。だが、それには米国の反発という高いハードル
がある。
■現役議員から山拓、デヴィ夫人まで・・・「河野談話見直し、私はこう考える!」
【見直し反対】 山崎拓(77) 見直しは新しい紛争の種を蒔くということ
「・・・(略)・・・一度発したものを変えることはけっしてできない。政府が出したものですから、変えることは
許されないのです。どうしても見直したいというのなら、新しい談話を出すしかない。しかし、談話を見直す
ということは、新しい紛争の種をこちらから蒔くということになります。・・・(略)・・・」
【見直し賛成】 山田宏(56) 「談話が正しいと思うなら、韓国も検証に協力を」
「当時の外電も保存されていると聞いています。それを調査して、日韓の両政府でどんなやり取りがあった
のかを明らかにするべきです。・・・(略)・・・」