【中国】「国家安全委員会」創設へ 米NSCを意識[11/13]

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 【北京・石原聖、井出晋平】中国共産党の重要会議、
第18期中央委員会第3回総会(3中全会)は12日、
国の安全体制と安全保障戦略を整備する「国家安全委員会」の創設を決めた。

詳細は不明だが、米国の国家安全保障会議(NSC)を意識した「外交・安全保障政策の司令塔」となる組織とみられる。
日本も設置を目指しており、日中双方に安全保障に関わる新機構が設立される見通しとなった。

 中国では、国内で天安門の車両炎上事件や山西省党委員会庁舎前での連続爆破事件が起き、
治安に対する不安が高まる一方、国外では尖閣諸島や南シナ海をめぐり、
日本やフィリピンなどと緊張が続く。こうした内外の問題への即応体制を整える狙いがあるとみられる。
3中全会閉幕後に発表されたコミュニケは、国家安全委員会の設立目的を
「社会矛盾を予防し、解きほぐす有効な体制を作り出す」と記した。

 香港メディアの報道などを総合すると、国家安全委員会は、党中央対外宣伝弁公室や
公安省、武装警察、司法省、国家安全省、外務省など、党や政府の機関が参加。
軍事情報の盗聴や対外軍事交流の担当部署も含まれるという。委員会は常設機関とされ、
党中央や国務院(政府)、全国人民代表大会(全人代=国会)、
中国人民政治協商会議(政協)に続く「序列第5位」の国家機構になるとの指摘もある。

 一方、3中全会では「改革の全面的な深化における若干の重大な問題に関する決定」を採択した。
コミュニケでは「市場が資源分配で決定的な役割を果たす」として、市場を一段と重視する方針を表明。
「独立かつ公正な裁判権と検察権の行使を確保しなければならない」として、司法の独立も明記した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131112-00000114-mai-cn