○韓国中堅財閥の系列相次ぎ破綻 証券紙くず…憤る投資家「夢打ち砕かれた」
韓国で中堅財閥の系列5社が相次いで経営破綻に追い込まれ、経済界のみならず
社会全体を揺るがす事態に発展している。5社は社債やコマーシャル・ペーパー(CP)を
個人投資家5万人近くに販売。総額1兆6000億ウォン(約1485億円)に上るこれらの
証券が、紙くずと化す恐れが出ているためだ。中堅財閥系企業の経営破綻は過去1年で
3件目。今回の倒産を受け信用力の低い企業は資金調達が一段と難しくなり、新たに
デフォルト(債務不履行)に陥るケースも出てくると予想されている。
■グループ会社が勧誘
このほど経営破綻したのは、韓国で47番目に規模が大きい企業グループである東洋
(トンヤン)グループの系列5社で、地場セメント大手の東洋セメントも含まれる。9月30日
から10月1日にかけて相次いで法定管理(日本の会社更生法に相当)の申請に踏み切り、
ソウル地裁が17日、管財人の管理下に置くことを命じた。
5社の倒産は韓国社会に衝撃を与えている。というのも、これらの企業はグループの
東洋証券を通じて、経営危機が表面化する直前まで個人投資家に社債やCPを売り続けて
いたからだ。
韓国金融監督庁によると9月末時点で、5社が発行した社債とCPの93%を個人投資家が
保有。その額は1兆6000億ウォン、購入者は4万9561人に上る。高い金利に引き付けられた
ものとみられ、東洋セメントの場合、直近の2年物社債の表面利率は7.3%に設定されていた。
ソウルに住むソン・ジョンヨンさんの父親も購入者の一人。ソンさんによると、78歳になる
農業従事者の父親は2011年、引退後に備えて積み立てていた貯蓄3億ウォンについて
安全な投資先を探していたところ、東洋証券の担当者から東洋グループの社債の購入を
勧められた。最後にそれを買ったのは、今回の破綻劇のわずか3カ月足らず前のこと
だったという。
「老後は好きなように暮らすという父の夢は無残に打ち砕かれた」。こう憤るソンさんは、
父親の代わりに金融監督庁に異議申し立てを行った。
韓国ではこのところ中堅財閥系企業の倒産が立て続けに起きている。STXグループ傘下で
国内海運最大手のSTXパン・オーシャンは6月に法定管理を申請。昨年9月には中堅新興財閥
である熊津(ウンジン)グループの持ち株会社、熊津ホールディングスが経営破綻に追い込まれた。
(
>>2-5あたりへ続きます)
□ソース:SankeiBiz
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/131024/mcb1310240500004-n1.htm 前スレ
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1382595104/ スレが立った時刻:2013/10/24(木) 15:11:44.04