>>114 民事執行法によると、競売を三回やっても入札する者がおらず、これ以上やっても入札する者がいそうになければ
停止することができるということです。停止する場合は債権者に通知するのですが、債権者は通知を受けてから
三か月以内なら、入札する者がいることを理由に競売を続けるよう申し出ることができるそうです。
この場合、債権者自身が入札してくれる者を探し出すか、自己競落するかということになるのでしょうね。
民事執行法
(売却の見込みのない場合の措置)
第六十八条の三 執行裁判所は、裁判所書記官が入札又は競り売りの方法による売却を三回実施させても
買受けの申出がなかつた場合において、不動産の形状、用途、法令による利用の規制その他の事情を考慮して、
更に売却を実施させても売却の見込みがないと認めるときは、強制競売の手続を停止することができる。
この場合においては、差押債権者に対し、その旨を通知しなければならない。
2 差押債権者が、前項の規定による通知を受けた日から三月以内に、執行裁判所に対し、買受けの申出を
しようとする者があることを理由として、売却を実施させるべき旨を申し出たときは、裁判所書記官は、
第六十四条の定めるところにより売却を実施させなければならない。
3 差押債権者が前項の期間内に同項の規定による売却実施の申出をしないときは、執行裁判所は、強制競売の
手続を取り消すことができる。同項の規定により裁判所書記官が売却を実施させた場合において買受けの申出が
なかつたときも、同様とする。