外務省によれば、1979年に開始された対中ODAは
有償資金協力が約3兆1331億円、無償資金協力が1457億円、技術協力が1446億円となり、
総額約3兆円以上をODAとして中国に提供してきた。
中国の軍事情報を伝えるサイト「鉄血軍事」が中国版ツイッター・微博で
日本の対中ODAについてつぶやいたところ、微博ユーザーからさまざまな反応が寄せられた。
鉄血軍事によれば、シンガポールの教科書には日本による侵略のことも、
戦後のODA援助のことも記載されているが、
中国では改革開放後だけでも150の重点プロジェクトで日本からの援助を受けたものの、
教科書には一言も記載されておらず、「ゆえに日本の歴史に対する知識が欠け、憎しみを抱く原因の1つになっている」と主張した。
同主張に対して、「売国奴」呼ばわりする微博ユーザーは非常に多く、
「一目で売国奴だと分かる」、「また売国奴が出て来たよ」などのコメントが寄せられた。
また、「家族が殺されてからお金をもらったら、家族が復活するのかよ?」、
「これは日本の食材であって真の援助ではない。人の命がお金に代えられるとでも思うのか?」など、
金銭で測れる問題ではないとの意見も多かった。
鉄血軍事が指摘するように、中国では日本によるODA援助はほとんど中国国民に知らされていないのが現状だ。
そのためか「これってマジ?」、
「オレの教師は米国と英国によるODA援助は話していた。日本のことが本当なのかどうかは分からない」
というコメントもあり、どうも信じられないようだ。
中国はすでに世界第2位の経済大国だ。日本政府は1999年以降、中国への経済援助を大幅に削減し始めており、
日本が援助を停止するのは時間の問題と見られる。
しかし、中国メディアの環球時報は2011年、「わが国の国内総生産(GDP)は日本を超えたが、
中国の1人当たりGDPは日本の10分の1にすぎない」とし、「わが国がODA卒業を祝うのはまだ早い」
と主張、日本からの援助を継続して希望する姿勢を示した。(編集担当:畠山栄)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0929&f=national_0929_042.shtml http://e.weibo.com/1686474312/Aax7YgJJ9?ref=http://s.weibo.com/weibo/%25E6%2597%25A5%25E6%259C%25AC%25E4%25BA%25BA&page=7#1380416779909