【中国】集合住宅でガス爆発　住民が料金払わず無断でガス栓を開けたのが原因か[09/27]

1 ：そーきそばφ ★：2013/09/27(金) 21:19:51.15 ID:???

遼寧省瀋陽市瀋北新区内の集合住宅で26日午後3時15分ごろ、ガス爆発が発生した。ガス会社は、
住人が料金を払わず勝手にメーター部分の「栓」をこじ開けたことがガス漏れにつながり、
爆発事故が発生したとの見方を強めている。同事故で3人が負傷し、病院に搬送された。遼寧日報などが報じた。

　爆発が発生したのは4階の402号室。アルミ製の窓枠が、取り付けられているコンクリートの壁をこそげ取るように吹き飛んだ。
一部残った窓枠が、建物外に垂れ下がっている部分もある。

　5階と6階でも窓ガラスが吹き飛び、窓枠が外にたれさがった。ガスは上部の階の室内にも広がってから爆発した可能性がある。

　壁の断熱材、室内の衣服、布団、絨毯、その他の室内の物品が飛び出し、建物前に次々に落下した。
30－40メートル離れた向かいの建物でも窓ガラスが割れた。

　402号室では、室内全体が破壊され、床板もめくれあがった。両隣の401号室、403号室でもドアが吹き飛び、
室内の一部家具が破壊された。9階の廊下にいて、落下してきたガラス片でけがをした人もいる。

　同建物にガスを供給している瀋陽燃気集団有限公司は同日午後9時ごろ、事故原因調査の中間発表を行った。

　402号室はガス使用の申請をしていなかった。しかし室内にガスを通す栓が開けられており、
メーターも76立方メートルのガス使用を示していた。そのため、何者かが勝手に栓をこじあけたと考えられるとの考えを示した。
室内のガス管を点検したところ、漏れている個所はなかったという。

　やけどなどが最もひどかったのは402号室にいたのは24歳の男性で、不動産会社に勤務しているが、
体調不良のため26日には会社を休んで自室にいたという。同男性には取材ができない状態だが、
男性の父親は勝手にガスの栓を開けたことを認めていない。

◆解説◆
　中国のマンションは、内装が施されていない状態で売られる場合が多い。購入者は自分で内装を行う。
したがって、自分の考えで室内のさまざまな設備に変更を加えることについて、一般的には「警戒心」が薄いと考えてよい。

　マンションを購入した場合、内装を改めて発注することになる。自分の生活のために適した部屋にできるなどの利点もあるが、
内装の結果を巡って業者との間でトラブルが発生することもある。

　中国の都市部ではかつて、企業などが従業員用が住宅を用意し、極めて低額の家賃で住まわせていた。
住居の確保は福祉の一環との考えだった。しかし、企業などの収益性への影響が大きすぎるなどとして、
2000年ごろから従業員用住宅の撤廃が進んだ。「住宅は必要な人が可能な予算で、生活設計に合わせて買う」という「持家政策」だ。

　大規模な住宅産業が発生したことは経済の大きな牽引力（けんいんりょく）となり、結果として住環境も相当に改善された。

　ただし今後は、マンションなどの老朽化が進むにつれ、修繕や建て替えなどの事態が多くなり、
住民間の利害が対立して大きな問題になる可能性がある。（編集担当：如月隼人）

サーチナ 9月27日(金)17時28分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130927-00000047-scn-cn