日本人が1888年に造った韓国初のホテル「大仏ホテル」の当時の写真が、韓国のインターネット上で話題となっている。
複数の韓国メディアが報じた。
韓国のコミュニティサイトの掲示板に「韓国最初のホテル」というタイトルの白黒写真が掲載されたところ、
多くのネットユーザーの間で話題となった。このホテルは1888年に、日本の海運業者が仁川に建築した韓国初の西洋式ホテル。
日本人が造っただけに240枚の畳を使用し、ベッドの部屋11室とレストランを備えた3階建ての洋館の建物だったと解説。
当時は交通の便が悪く、ソウルまで行くには仁川で1泊は必要だった頃に建てられた。
宿泊客のほとんどは外国人だったため、日本語ではなく英語で宿泊客を出迎えた。
このホテルの部屋の価格は当時、上級2円50銭、中級2円、下級1円50銭だった。
当時、旅館の上級部屋価格が1円だったのに比べると高い料金だが、人気があったと記録されているという。
現在、大仏ホテルは残っておらず、京仁線が開通されると経営難に直面し、中国人に買収された。
その後、1978年まで中国レストラン「中華楼」となった。
大仏ホテルは、近代史の重要な文化遺産ではあるが、個人所有の敷地に囲まれており、保存と復元が難航していると説明。
大仏ホテルの写真を見た韓国のネットユーザーからは「このような歴史的な建造物は、すぐに復元して欲しい」、
「韓国初のホテルを日本人が作ったなんて」との声が上がったという。
(編集担当:李信恵・山口幸治) 2013/09/05(木) 10:29
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0905&f=national_0905_012.shtml