◆「植民地支配で韓国は近代化」歴史教科書合格で騒動=韓国
韓国の保守派「ニューライト」系の学者らが執筆した高校歴史教科書(教学社)が、
2014年3月から教育現場に登場する。
国史編集委員会による検定審査で、8月30日に最終合格の判定を受けた。
日本の植民地支配を肯定的に記述する部分もあり、革新派は「歴史を歪曲している」として
激しく反発している。
複数の韓国メディアによると、教学社の教科書には、日本の植民地支配が
韓国の近代化を促したとする「植民地近代化論」が随所に展開されている。
1923年9月の関東大地震でデマにより多くの朝鮮人が殺害された事件や、
慰安婦問題に関する記述も少ないという。
また、「独裁者」との評価がある李承晩初代大統領や、朴槿恵大統領の父親である
朴元大統領については肯定的に記述。
一方で金大中政権下で行われた2000年の6.15南北共同宣言については、
「平和統一の名分で推進されたが宣言だけで終わった」と批判した。
韓国メディアによると、同教科書の内容に、革新派議員や専門家らは懸念を示した。
野党民主党のユ・ギホン議員は、「教学社の教科書はほかの7社の教科書とは
異なる記述をしている」とし、大学の共通試験科目となっている歴史教科書の内容に
違いが生じれば学生に混乱を与えると主張した。
しかし、同教科書を執筆した教授らは、革新派の主張は歪曲されたものだとし、
既存の教科書はあまりにも左翼的だと反論した。
写真:
http://news.searchina.ne.jp/2013/0903/national_0903_047.jpg サーチナ 2013/09/03(火) 16:31
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0903&f=national_0903_047.shtml