F−35ステルス機、韓国次世代戦闘機から排除…予算オーバー
中央日報日本語版 8月17日(土)10時20分配信
韓国空軍の次世代戦闘機(F−X)60機を導入する機種選定事業で、
米ボーイング社のF−15SEと欧州航空防衛宇宙会社(EADS)のユーロファイターが競争することになった。
べク・ユンヒョン防衛事業庁報道官は16日、
「13日から行された価格入札で、政府の予算8兆3000億ウォン(約7300億円)以下で提示した企業が2カ所と確認された」とし
「昨年行った性能評価や価格などに基づき、近く機種を最終確定する計画」と述べた。
F−15SEは韓国軍が運用中のF−15Kとの互換性、韓米同盟および米軍との合同作戦に有利だ。
一方、ユーロファイターは技術力や国内生産など破格的な条件を出した点が目を引く。
政府は入札価格が予算を超過する場合、性能に関係なく事業対象から排除する方針を決め、
6月と7月に55回にわたり入札を実施したが、条件を満たす企業がなかったため追加で入札を行った。
防衛事業庁側は公式に価格条件を満たす企業を明らかにできないが、
ボーイング社とEADSが7兆ウォン台の価格を提示したことが確認された。
一方、F−35を製作するロッキード・マーチンは9兆ウォン台を提示した。
これを受け、次世代ステルス戦闘機のF−35は事実上、今回の戦闘機導入対象から排除された。
韓国空軍は、周辺国の日本と中国がステルス戦闘機を導入中であるうえ、
防空網が整った北朝鮮を攻撃するためにはステルス機が必要だという理由でF−35購買を希望していた。
昨年から本格的に始まった事業進行過程でも性能を優れたF−35が最も有力だった。
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