【北京時事】中国で理性的行動によって社会を変えようとする「公民運動」を発起した
著名人権活動家・許志永氏(40)が16日に公共秩序を乱した容疑で北京市公安局に
拘束されたことに抗議し、許氏らの釈放を要求する署名活動がインターネット上で展開
されている。署名者は27日までに1211人に達した。署名の輪は広がっており、新たな
公民運動に発展。習近平指導部への圧力になってきた。
抗議の署名を呼び掛けたのは、著名改革派経済学者・茅于軾、中国誌「南方人物
週刊」記者・何三畏、企業家の王功権、ジャーナリスト笑蜀の各氏ら。王氏は27日、
自身の中国版ツイッター「微博」で署名者が1211人に達し、「署名者で警察に拘束
された人はいない」と明らかにした。
署名呼び掛けの声明は、許氏をはじめ公民運動に関与した活動家らの拘束について
「政府当局が公民運動を全面的に抑圧しようとする意図が見える」と指摘。「許氏らの
行動は憲法を実践した合法なものだ」とした上で「(国家主席の)習近平先生が約束し
た『憲法の全面実施』に公然と背いている」と批判した。
jiji.com: 2013/07/27-14:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013072700172