【論説】池上彰氏「歴史認識・慰安婦問題で米国と関係悪化の安倍政権は、中韓に舐められる」[07/20]

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自民党の圧勝が予想される今回の参院選。有権者としては、安倍政権を信任するか、しないかが問われることとなる。
そこで、池上彰さんが今回の参院選のポイントを、安倍政権の外交政策にスポットを当てて解説する。


安倍政権の評価のポイントに、外交があります。実は今、アメリカが日本と距離を置き始めています。
先日、中国の習近平主席と会談したばかりのオバマ大統領は、安倍総理とは会おうとしません。
なぜかというと、アメリカは、安倍総理の発言に怒っているからなんです。

安倍総理は「村山談話を見直す」とか「従軍慰安婦は強制連行ではなかった」とか、
日本がアメリカと協力して作りあげてきた戦後の秩序を否定する発言を繰り返しています。
日本国内では、これを評価する声もあります。

しかしアメリカにしてみれば、これまでやってきたことが全面否定されているようで、面白くないわけです。
日本とアメリカとの関係が悪くなれば、中国や韓国は、日本をさらに舐めてかかるでしょう。
はたしてそのとき、日本は毅然とした態度を貫けるでしょうか。非常に厳しい局面に立たされるはずです。
アメリカとは関係なく独自の路線を進むかどうか。これも判断ポイントです。

さて、みなさんは、安倍政権を信任しますか? それとも不信任ですか? 
信任するなら、政権与党に一票を、そうでなければ野党に一票を、ということになります。

※女性セブン2013年8月1日号

http://www.news-postseven.com/archives/20130719_200818.html