中国が、米国サンフランシスコ国際空港で起こったアシアナ航空機の着陸失敗事故の調査に参加する考えを米国国家運輸安全委員会(NTSB)に伝えた。
韓国国土交通部(省に相当)は9日「中国のほか英国、オーストラリア、シンガポールが事故機の調査への参加を認めるよう、NTSBに要請したことが分かった」と発表した。
この事故では中国の女子高生2人が死亡したほか、乗客数も中国人が141人と最も多かった。英国、オーストラリア、シンガポールの乗客はいなかった。
国際民間航空機関(ICAO)が定める国際基準によると、事故調査の権利は事故機の運営国、登録国、製作国と事故発生国が持ち、事故発生国が調査を主導する。
ほかの国も一種の「オブザーバー」として調査に参加することができ、参加要請は慣例上、受諾されるケースがほとんどだ。
だが、これらの国は事故調査団を派遣して米国と共同調査を行っている韓国と違い、最終報告書を協議・採択する権利はない。
朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/10/2013071001027.html 2013/07/10 10:14