2013年7月5日、香港フェニックステレビは、
5日より開始されている中国ロシア両海軍による合同軍事演習をうけ、国際ニュース番組「鳳凰全球連線」において、
「日中間に武力衝突が起こった場合、ロシアが必ず中国を助けてくれるとは限らない」
とする、元海軍軍人で現在は同局記者の盧宇光(リュー・ユーグアン)の意見を伝えた。以下はその要約。
日米同盟に平衡する軍事パワーとして中・ロ間の同盟があると言われているが、自分はそうは思っていない。
習近平(シー・ジンピン)中国国家主席が今年3月にロシアを訪問するなど、
中国は一貫してロシアとの政治的軍事的協力を強調してきた。
これに対し、ロシア側の対応も確かな手ごたえがあるものだった。
だがしかし、仮に日中間において尖閣諸島をめぐり武力衝突が起こった場合、
ロシアは必ずしもわれわれの味方をしてくれるとは限らない、とみていいだろう。
さらに、ロシアの軍事専門家は、中国海軍にとってはレーダーなどの各種軍事設備に頼るだけではなく、
遠洋航行での補給や、空母護衛状態での戦闘などを演習することが重要だと指摘している。
また合同で対潜水艦攻撃や海上の目標を攻撃するなど、実際的な合同軍事技術を高めることが今回の軍事演習の目標だ。(翻訳・編集/YM)
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