北朝鮮は2日、韓国側に対し「大統領選挙無効」および「政権退陣」を目指すキャンドル集会を行うよう呼び掛けを始めた。
「国家情報院選挙介入糾弾キャンドル集会」を全国に広め、韓国国内での対立をあおることがその目的とみられる。
朝鮮労働党統一戦線部傘下の対韓国扇動組織とされる反帝民族民主戦線(以下、反帝民戦)は2日、
自らのウェブサイト「救国戦線」の中で
「現在の政局は1960年の4・19民族蜂起(1960年4月19日、不正選挙に端を発したデモにより、
当時の李承晩〈イ・スンマン〉大統領が下野した事件。四月革命)前夜を思わせるような状況だ」
「全国民は選挙の無効化を宣言し、選挙結果を白紙に戻すための闘争に一致して乗り出そう」と呼び掛けた。
反帝民戦はさらに「野党の統一候補に対する国家情報院の執拗(しつよう)なネットでの書き込み作戦や、
ファッショ牌党(連中、やからの意)の庇護(ひご)と後押しがなければ、選挙の結果は今とは違っていたかもしれない」
とした上で「2012年の大統領選挙は(1960年の)3・15不正選挙と同じようなものだ」と訴えた。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/04/2013070400939.html