23日夜、ソウル太平路(テピョンノ)のソウルファイナンスセンター前に老若男女の市民たちが三々五々集まった。
20代から70代まで、小学生の子供の手を握って出てきた市民からデートで都心に出てきた恋人たちまで、]
多様な人波は700人(警察推算600人)を越えた。去る21日初めてのろうそく集会以後、市民の怒りは3日連続で続いた。
全国15大学の総学生会などで構成された‘21世紀韓国大学生連合’(韓大連)が開催した国家情報院の選挙介入糾弾ろうそく集会は、
当初21日一日限りで予定されたが、予想外の市民の反応に22・23日にも続いた。 22日には奉仕の集いである
‘青年イグナイト’が開催するろうそく集会も開かれた。 釜山、釜山鎮区(プサンジング)釜田洞(プジョンドン)とテファショッピング前、
大邱(テグ)中区(チュング)東城路(トンソンノ)でも22日数百人が参加した中で国家情報院事件を糾弾するろうそく集会が開かれた。
ロウソクのあかり市民は異口同音に‘憤怒’した。 「盧武鉉前大統領弾劾事態以後、初めて集会に出てきた」
というチン・某(70)氏は「国家情報院による選挙介入は3・15不正選挙と何も変わらない。 民主主義が脅かされる状況だ」
と複雑な表情で話した。 ガールフレンドと一緒に出てきたというオム・某(28・会社員)氏は
「通り過ぎようとしたが、そうはできなかった。 国がひっくり返されることなのに、人々が無感覚でいるようで腹が立つ」と打ち明けた。
キム・某(39・会社員)氏は小学校3年の娘の手を握っていた。
キム氏は「選挙が誤って行われたとは、どれほど危ないことか。
週末でちょうど良いので子供に教えるために出てきた」と話した。
建国(コングク)大生シン・ドンジュ(20)氏は
「国家情報院が半額授業料運動をする大学生を従北勢力と表現したことに特に腹が立った」として声を強めた。
国家情報院の大統領選挙世論操作と政治介入に対する各界の糾弾の声が強まっている。
ろうそく集会が3日連続で続き、大学生の相次ぐ時局宣言に先輩世代も力を加え宗教界も立ち上がった。
ソウル大・梨花(イファ)女子大・慶煕(キョンヒ)大総学生会などが20日、国家情報院を糾弾する時局宣言に出た後、
大学数十校余りが後に従っている中で、17ヶの大学同窓団体などで構成された全国大学民主同窓協議会準備委員会が23日、
国家情報院の不法選挙介入を糾弾する声明を発表した。
これら団体は 「国家情報院が組織的に
大統領選挙に介入し世論操作をしたという事実が確認された。 国家規範を揺るがす犯罪だ。
朴槿恵(パク・クネ)大統領が責任ある立場を明らかにすることを要求する」として、
国政調査実施、ウォン・セフン前国家情報院長とキム・ヨンパン前ソウル警察庁長官拘束、
ファン・ギョアン法務部長官解任などを要求した。
ソウル大同窓会である‘チャハ蓮’(文科系列),‘理工会’(理科系列),‘キム・サンジン記念事業会’(農大・獣医大)等は
ソウル大総学生会の時局宣言を支持する声明書を出して
「民主主義に対する重大な挑戦である国家情報院事件を政府・与党が縮小・隠蔽・歪曲しようとしている。
パク・ジョンチョル烈士の死を縮小・隠蔽・歪曲しようとした第5共和国の末路を振り返って見よ」と警告した。
新教・天主教・仏教団体もいっせいに立ち上がった。 監理教青年会全国連合会など11ヶの新教団体は
「大統領府が沈黙と傍観の姿勢で一層国民を憤怒させている」
として国政調査と関連者処罰、朴槿恵(パク・クネ)大統領の謝罪などを要求した。
天主教正義具現司祭団など9ヶの天主教団体も‘国家情報院大統領選挙介入と検警の縮小捜査を糾弾する天主教時局宣言’
を発表して、国政調査と国家情報院改革などを要求した。 実践仏教全国僧会も国政調査と責任者処罰を要求する声明を発表した。
一方、父母連合200人余りはこの日夜ろうそく集会が開かれたソウルファイナンスセンター近隣の東亜日報社前で、
愛国主義連帯50人余りはKT本社前で‘国家情報院ロウソクのあかり乱暴アウト’、
‘従北政治をたたき壊そう’等のスローガンを掲げてろうそく集会反対デモを行った。
オム・ジウォン、チョン・ファンボン、チェ・ユビン記者
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/15042.html http://img.hani.co.kr/imgdb/japan/news/resize/2013/0624/137200322547_20130624.jpg