韓国メディアによると、日本が歴史問題を反省しないどころか、右傾化を進めていることに対し、
韓国世論が「防備の強化」を求めている。19日付で参考消息が伝えた。
韓国では歴史問題を反省しない日本に対する抗議のほか、「防備の強化」を求める声が高まっている。
韓国メディアは「アジア各国が日本に友好的すぎるから、日本人がつけあがっている」
「日本は総合国力で劣る韓国など気に留める必要もないと思っている」などと分析。
日本に歴史問題を反省させるため、「外的圧力」が必要だと指摘する。
韓国世論も「日本の右傾化が進んでいる」ことに、警戒心を強めている。
韓国紙・中央日報は社説で「日本右翼の最終目的は憲法を改正して天皇制を復興させ、
自衛隊を外国への攻撃も可能な普通の軍隊にすること。そして、東アジアの覇権を握ろうとしている」
と指摘した上で、「政府と民間が一丸となり、日本の右翼化行動を牽制しよう」と呼びかけた。
また、韓国政府に対し、「日本右翼が騒ぎを起こした時だけ批判するのではなく、
日本の良心的な知識人や政治家と連携して正しい環境づくりに努めるべき」とし、
「日本国内や国際社会の世論が日本の右翼勢力を圧倒するような雰囲気づくりが必要」と説いた。
このほか、別の専門家は「日本が歴史認識の誤りを是正しなければ、韓中米の『三角連合』の連携はさらに深まる。
27日に済州島で3カ国による『戦略対話』が開かれ、米中、中韓の首脳会談も行われる。
日本が外されたことに国際社会の関心が集まっている」と指摘。
延世大学の韓錫熙教授も「3カ国の連携がさらに進み、日本への牽制になることを期待する」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130620-00000000-xinhua-cn