北韓国家代表チーム出身でKリーグのクラシック水原三星に所属の鄭大世(チョン・テセ)について、
メディアウォッチの邊熙宰(ビョン・ヒジェ)代表が
「国内舞台から追放するか、国家保安法違反で告発しなければならない」と主張した。
在日韓国人3世出身である鄭大世は2006年から北韓サッカー国家代表チームに所属後、
今年1月に水原サムスンと契約して国内舞台に進出した。
5月31日午後、邊代表は自身のツイッターで「鄭大世が『イルベはサッカー板から消えなければならない』とリツイート?
2008年ハンギョレ新聞にコラムを寄稿したり、従北論議真っ最中の昨年にはヒーリングキャンプ[訳注:韓国のトーク番組]に出てきて
北韓宣伝するなど、普通のサッカー選手でなく工作員気質が強いです」とのツイッターを書き記した。
邊代表は1日明け方にも「すでに鄭大世が金正日を称賛したのが映像証拠として公開された以上、
サッカー協会は一日でも早く鄭大世を追放するか、国家保安法違反で告発するかしなければならないでしょう」とのツイートと、
かつて鄭大世が英国メディアとのインタビューで「私は金正日を尊敬する」と日本語で話したのを非難する内容を含む記事をリンクした。
これに対して陳重權(チン・ジュングォン)東洋大教授は、邊代表が鄭大世を非難した内容を記した記事へのリンクとともに、
「この程度なら精神病でしょう」との書き込みをツイッターに書き記した。陳教授は
「邊熙宰の予想メンションは『北韓工作員資質が濃厚な鄭大世を
大韓民国の体育界に浸透させた親盧従北財閥サムスンを、我が愛国陣営は決して座視しないでしょう』」と付け加えた。
これに先立ち鄭大世は、極右サイト「イルベ」(日刊ベスト貯蔵所)の書き込みに正面対応した。イルベ掲示板では現在、
インターネットを通じて進行中である「2013Kリーグ オールスター投票」から鄭大世を引き下ろそうとして、
「アカは去れ」、「韓国プロサッカーオールスターに北傀儡がなんでなんだ」などの刺激的な書き込みが投稿され続けている。
これに対して鄭大世は30日午後9時頃、このような論議を扱った記事をリツイートした後、「サッカー板からイルベ蟲撲滅!!!」と自身のコメントを追加した。
これに対してネチズンたちは「スポーツになぜ政治とイデオロギーを介入させるのか」との反応を示した。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/14855.html