【NHK】“ヘイトスピーチ”日韓友好の街・新大久保で何が〜在日韓国・朝鮮人への嫌韓デモが内外に波紋★8[05/31]

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452<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
■彼は無表情だった 「孤族の国」男たち―5(30日付朝日新聞。Web未掲載分)
かき入れどきの土曜だというのに、店のシャッターは閉じていた、朝方までソファでパソコンを操り、そのまま眠ってしまったのだという。
兵庫県の阪急沿線、駅前に続く通りの一角で、男性は小さな洗車店を営む。だが、実際は休業状態。週1度、食糧を買いに出かけるほかは、店舗2階の自室にこもってインターネットに浸る。
自分のことを「僕」と呼び、眼鏡の奥で人が良さそうに笑う34歳には、ネットの世界にもう一つの顔がある。「bureno(ブレノ)」。動画サイトでは、ちょっとした有名人だ。
「スパイの子」「日本から出て行け」。画面の中で、日の丸や拡声器を手にした男たちが、ののしり声をあげる。今年8月、右派団体の幹部らが威力業務妨害容疑で逮捕された朝鮮学校前の街宣を、この男性が撮影した。
ドラマのように軽快な音楽をつけて編集した「作品」はネットに投稿され、累計で数十万回もアクセスがあった。各地の街宣に同行し、投稿を繰り返していた男性は、団体幹部とともに逮捕されたが、「関与が薄い」として不起訴になった。
「ブレノ」は、滑らかなカメラワークで「ぶれない」という意味を込めた登録名だ。自身の活動を、海上保安官が「sengoku38」の名で尖閣沖の衝突映像を流出した事件とダブらせる。「日本はもっと怒っていい」
自分の居場所はどこだろうか。いつも探してきた。
小学生のとき両親が離婚した。父と母の家を行き来して育ち、小中だけで五つの学校に通った。捨ててあるラジオやゲーム機を持ち帰り、自宅で一人、分解して遊んだ。
理系の専門学校を中退し、カプセルホテルのフロントなど職を転々とする。父が亡くなり、遺産を元手に、車の塗装剤の販売を始めたが失敗。洗浄水を特別な濾過(ろか)装置に通した現在の店も振るわない。「自分のこだわりは、世の中には分からない」と強がる。
動画や書き込みを確認する度に、引用、転載されていないかを確認する。取材の日に男性が検索すると、以前投稿した写真が17ヵ所からリンクを張られていた。「ちょっと少ないなあ」
掲示板には、何百もの投稿が秒単位、分単位で届く。自分の発言に、ほかの人から反応がある時、男性の胸は弾む。一瞬一瞬の反応でいい。認められている、と思える。