長い迷走期間を経て、日本が突然、明確な目標に向け力強く歩き出した。
「アベノミクス」や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加は、日本国民の圧倒的な支持を得ている。
こうした背景にあるのは小さな島国・日本の孤独感だ。30日付で21世紀経済報道が伝えた。
人口の高齢化に伴い、内需が縮小し、日本経済は長期的なデフレ状態に陥った。これに加え、
近年は日本企業の海外進出がさらに勢いを増し、産業の空洞化という脅威にさらされることに。
「徹底的な改革」をすべき時期に来たと誰もが思うようになった。
中国や韓国の目覚ましい成長を受け、日本が東アジアで長い間君臨してきた立場が危うくなってきた。
基幹産業として誇りを持っていた電子産業もサムスンなどとの争いで負けるように。
世界第二の経済大国の地位も中国に取って代わられ、近隣国との衝突も激しくなっている。
身の安全に対する強い危機感と隣国に対する不信感。日本は自らが「孤独な島」であることを痛感した。
この強烈な孤独感が、中日韓FTA交渉を棚上げにしてまで、日本がさらに難度の高いTPP交渉への参加を選んだ大きな理由だといえる。
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