【中国軍事】非ステルス兵器の戦闘機や戦車が忽然と消える…深刻な軍の密売腐敗を習総書記も糾弾[05/30]

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1帰って来た仕事コナカッタ元声優 φ ★
米軍F22戦闘機が日本に配備されると公表された2007年1月、小欄を仰天させるニュースが流れた。
中国人民解放軍戦闘機が「忽然(こつぜん)と消えた」という。ステルス兵器開発は中国軍の悲願だが、
技術上の課題は残っているはず。訝(いぶか)しく思いつつも記事の先を追う。
結果、「忽然と消えた」のは「密売」に因(よ)った。香港の月刊紙・動向などが報じた
「2004〜05特殊案件調査チーム」の捜査資料には、自衛隊では有り得ぬ“異大(いだい)”な数字が並んだ。

陜西(せんせい)省の軍需倉庫に保管したミグ15戦闘機の場合、385機が25機に減った。装備更新に伴う後送処分が行われたためで、
引き算は合う。ところが、処分すべき360機はアルミ合金として企業に密売、記録は全て焼却されていた。

四川(しせん)省の軍需倉庫からは戦車や装甲車1800両が解体後、やはり密売された。
1996年以降、地上戦力を毎年更新、廃棄待ちの戦車・装甲車やトラックの内50%はここに保管する。
戦車・装甲車のモーターは1基1万元(約16万6000円)で転売され、鉄鋼部分は製鉄会社に持ち込まれた。

湖南(こなん)省の軍需倉庫では、ソ連製の突撃自動小銃や半自動小銃、米国製カービン銃や拳銃、計27万3000丁が全て「消失」した。
高級軍人と地方政府の役人が結託して転売。一部は銃器密売組織により“輸出”された。

20万平方メートルもある雲南省の軍需倉庫では軍需品の他、大災害時の救援用品や燃料、
5億元以上の物資が毎年追加保管されていく。しかし、11年分の備蓄物資が許可無く売りに出た。2006年の燃料高騰時には、
軽油1万7000バレルが3回に分けて“小売り”。書類上は「予備役の演習」「災害救援活動」名義だった。
野戦ベッドや軍靴・テント各20万セット、薬品を保管した広西チワン族自治区の軍需倉庫は「もぬけの殻(から)」と化した。

斯(か)くして、毎年250億〜500億元の兵器・軍需物資が後送処分後“廃棄”された。
換言すれば、高級軍人と地方政府の役人が結託し「役得の戦利品」を横領、代価を懐に入れていた。
(中略)
そうした中、軍を指揮する総参謀部は、習近平(しゅう・きんぺい)総書記(59)が作成を命じた
「13年軍事訓練指示」を通し、全軍に「戦争準備せよ」と下達(かたつ)した。

習総書記は同じ時期「軍内部での職権売買や汚職・腐敗」を批判し「このままで本当に戦争ができるのか」と糾弾。
軍紀・軍法に責任を持ち、軍内検察機関を管轄する総政治部と中央軍事委も軍紀引き締めの教育活動を指示した。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130530/chn13053008050000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130530/chn13053008050000-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130530/chn13053008050000-n3.htm