オレオレ詐欺、3カ所に小包で2億円分を郵送 「受け子」ら逮捕
息子になりすまして電話をかけるオレオレ詐欺の手口で、高齢女性に現金1500万円を大阪市内のビルに
宅配便で郵送させたとして男が逮捕された事件で、この詐欺グループが2〜4月、同市と大阪府枚方市の
ビル3カ所に計約2億円分の小包を送らせていたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。配送記録
などから全国の60〜80代の男女十数人が、だまされて郵送したとみられる。
大阪、兵庫など3府県警の合同捜査本部は同日、別の高齢者に現金約2400万円を郵送させたとする
詐欺容疑などで、住所不定の無職、中原真(まさ)大(ひろ)被告(41)=詐欺罪で起訴=を再逮捕。
新たに大阪府枚方市村野南町の無職、藤村博文(34)と大阪市生野区巽東の韓国籍の無職、張誠根
(33)の両容疑者を逮捕した。
捜査本部によると、3人は現金回収役の「受け子」で、指定された配送日時にビルに立ち寄って小包を
受け取っていた。ほかに電話をかける「かけ子」や犯行を主導した人物がいるとみて捜査している。
中原、藤村の両容疑者の逮捕容疑は3月、宮城県の80代男性に「会社の金を使い込んだ」と嘘の電話を
かけ、郵便局の「ゆうパック」で現金約2400万円を大阪市内のビルに郵送させるなどしたとしている。一方、
張容疑者は4月、同様の手口で、島根県の70代女性から約4500万円を詐取したとしている。
msn産経ニュース: 2013.5.21 23:28
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130521/crm13052123290024-n1.htm