3月、南京で行われた中国ユース代表対北朝鮮ユース代表の一戦
http://img.recordchina.co.jp/imgout.php?m=5&img=cfp438157409.jpg 2013年5月11日、BBCは記事「沈黙の北朝鮮サッカー会場」を掲載した。
北朝鮮を訪問した外国人旅行客は、ガイドが帯同した場合、スポーツの試合を見ることも許される。
神秘の国、北朝鮮のサッカーの試合は熱気あふれる欧州のそれとはまったく違ったものだった。
まず驚かされたのはチケットが完売だったこと。金日成スタジアムに向かう途中、人影も行列も屋台も
見かけなかったのに、中は観客で埋め尽くされていた。緑の軍服を着た軍人以外は、皆が濃い色のスーツ、
赤いネクタイという同じ格好。左胸には偉大なる領袖(りょうしゅう)のバッジをつけていた。
試合中の光景も驚くべきもの。まったく騒ぐことはない。ホームの平壌隊がPKを得た時も反応は
まったくなかった。来場を命令された人なのだろうか、試合には一切興味を示さず本を読んでいる
観客もいた。ハーフタイムには軍楽隊による演奏もあったが、ピッチ内には2つの隊が別々の曲を
演奏するという不思議な光景が繰り広げられた。しかし誰も気にする様子はない。
試合は後半ロスタイムに平壌隊がゴール、2対1で勝利を収めた。ロスタイムは4分という長さで、
ホームチームを勝たせるよう審判が勝利していたのかもしれない。だが観客たちには一切表情がなく、
喜んでいるのかそうでないのかさっぱり分からなかった。
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