世界的な環境保護団体「フレンズ・オブ・アース」は最近、スマートフォン(多機能携帯電話端末)大手の米国アップルに対し、
韓国のサムスン電子の取り組みを手本にするよう電子メールで呼び掛けるキャンペーンを行っており、これまでにアップルに2万通を超える電子メールが送られた。
きっかけは、携帯電話の部品にスズが含まれていることだ。携帯電話メーカーの需要が原因で、インドネシアのバンカ島ではスズ採掘のための乱開発で、
熱帯雨林やサンゴ礁が破壊されている。
フレンズ・オブ・アースは、バンカ島でのスズ採掘で鉱山労働者が年間150人死亡し、児童労働による搾取も存在すると主張している。
同団体のウェブサイトには、キャンペーンの推進理由について「サムスン電子は既にスズの一部がバンカ島産だということを認め、解決策を探る方針を表明しているが、
アップルからは反応がない」と説明されている。
金成謨(キム・ソンモ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/05/06/2013050600935.html