◆日本を北朝鮮にしたい韓国<宮島理>
韓国の日本嫌いは、北朝鮮への感情が絡まっており複雑だ。
日本と北朝鮮を入れ替えることで、民族の誇りを取り戻したい。
そんな妄想に日本がつき合う必要は一切ない。
安倍首相がこんな鋭いことを言っている。
「安倍総理大臣は、参議院予算委員会で、閣僚の靖国神社参拝などに対する中国や韓国の
反発について、『国のために尊い命を落とした英霊に尊崇の念を表するのは当たり前のことで、
どんな脅かしにも屈しない自由を確保していくのは当然のことだ』と述べ、反論しました。
この中で、安倍総理大臣は、安倍内閣の閣僚3人が春の例大祭に合わせて
靖国神社に参拝したことなどに中国や韓国が反発していることについて、
『韓国が抗議を始めたのはいつかといえば、ノ・ムヒョン大統領の時代に顕著になっている。
中国も、A級戦犯が合祀されたときには、総理大臣の参拝には抗議しておらず、ある日、突然、
抗議を始めた。そのことをよく認識しておく必要がある』と述べました」(NHKより)
中国のことは多く語られているのでさておき、韓国からの抗議が盧武鉉政権時代に顕著になった理由は
明らかだろう。
対北融和がピークに達した盧武鉉政権では、北朝鮮のイメージを改善しなければならなかった。
しかし、現実の北朝鮮はあまりにもひどすぎて、改善のしようがない。
そこで、「北朝鮮以上の悪」を用意し、北朝鮮のイメージを“相対的”に高める、
あるいは北朝鮮のイメージを忘却する必要に迫られたのである。
そこでターゲットとなったのが日本だった。
もちろん、それ以前から韓国の日本嫌いは根深いものがあったが、
対北融和という背景から、政治的に日本の“悪魔化”が激しくなった。
その中で、靖国参拝も政治問題化されるようになっていった。
北朝鮮が多くの韓国国民を殺し、現在もミサイルなどの実際上の威嚇をしているという事実は、
韓国を戸惑わせる。同じ民族からの敵意に敵意で返すことが、心理的にどうしてもつらいのだ。
そんな時、日本の首相が靖国神社を参拝する。
「戦争神社に首相が参拝するなんて日本は非道な国だ。日本はまた韓国を侵略しようとしている。
悪魔のような日本を倒せ!」と叫ぶことで、韓国は北朝鮮という現実を忘れることができる。
いや、心理的には日本と北朝鮮が入れ替わって「南北の朝鮮民族は団結して日本と戦おう!」など
というモードに入りかねない。
盧武鉉政権後も、こうした日本の“悪魔化”は定着した。
北朝鮮という現実を忘れることが目的だから、ターゲットは靖国参拝でなくてもいい。
何でもいいから歴史認識問題でイチャモンをつけて
「日本は最悪最低の国だ(それに比べれば北朝鮮はマシ)」と言うことが重要なのだ。
イチャモンをつけられる歴史認識問題がなくなれば、今度は解決済みの
戦争賠償・戦後補償問題を蒸し返して、永遠に日本を“悪魔化”するだけである。
実際に「靖国参拝閣僚ゼロ」などで歴史認識問題でのイチャモンがつけにくくなった民主党政権では、
李明博政権によって“慰安婦”問題が蒸し返された。
「韓国は世界の中心国家」 発言をした李明博大統領は保守派だけれども、
朝鮮民族の誇りという点では対北融和派と同根であり、日本は共通の敵として必要だった。
仮にあの時、韓国の言いなりになって“慰安婦”問題を“解決”したとしても、
今度は戦争賠償の見直しなどを蒸し返してきただけだろう。
韓国の日本叩きの根底に、北朝鮮への複雑な感情が絡まっていることを理解すれば、
韓国が日本のことを“許す”条件も見えてくる。
BLOGOS(ブロゴス) 2013年04月25日11:34
http://blogos.com/article/60995/ ※
>>2以降へ続きます。
※
>>1の続きです。
それは、日本が経済的に北朝鮮以下のレベルに落ち、なおかつ、
外交的に北朝鮮並みに世界から孤立することだ。
要するに、日本と北朝鮮の立場が入れ替わらない限り、
朝鮮民族の誇りは取り戻せないと考えている。
歴史認識問題で、韓国がしきりに「日本は右傾化で世界から孤立する」という
言い方をするのも、日本を北朝鮮にしたいという願望の表れだ。
だから、日本はいくら謝罪と賠償を繰り返しても意味がない。
日本経済が崩壊し、国連から制裁を受け、食糧援助を乞うような状況にならなければ、
韓国は決して“満足”しない。
そう、韓国にとって重要なのは、「日本を許せるかどうか」ではなく
「日本が没落するまで叩き続けて満足できるかどうか」なのだ。
日本を“許す”のではなく、一日も早く“哀れむ”ようになりたい
(しかも哀れんだところで日本を嫌いでなくなるわけではないのだから
小中華思想由来の日本蔑視というのは根深い)。
そんな妄想に日本がつき合う必要はないのだから、歴史認識問題で
(国内論争することはおおいに結構だが)外交的に譲歩することは
絶対にあってはならないのである。
※以上です。