国際ハッカーグループ「アノニマス」が7日、北朝鮮の内部インターネットシステムを完全に
まひさせると予告した。前日北朝鮮の対南宣伝サイト「わが民族同士」の会員リスト
6216人分を追加公開した直後だ。アノニマスは4日に9001人のリストを公開していた。
今回のハッキング攻撃を主導したと主張する韓国人のアノニマスの一員
(ツイッターID:@Anonsj)はこの日、本紙とのツイッターインタビューで、「従北集団を探し
出そうとする意図でハッキングしたのではない。金正恩(キム・ジョンウン)政権に対する警告が
攻撃の1次目的であり、われわれは(政治的に)中立的だ」と話した。
彼はまた、「(北朝鮮政権に対する)警告はすでに十分にした」として追加攻撃を予告した。
彼が明らかにした追加ハッキング予定日は6月25日。攻撃名は「オペレーション・コリアン・
ウォー(#Op Korean War)」だ。一種の「サイバー韓国戦争」を予告したのだ。
彼は「北朝鮮のすべての内部電算システムを占領することが最終目標。彼ら(金正恩政権)を
インターネット上から、社会的に消す」と明らかにした。
アノニマスが最終ターゲットとしたのは北朝鮮のインターネットシステムである「光明(クァンミョン)」
だ。光明システムは一般的なインターネットシステムと全く異なる方式で運営されているとされる。
世界的に通用するインターネットシステムと直接連結されず、内部的に統制された情報だけ
交流できる閉鎖的なシステムだ。
アノニマスの一員(@Anonsj)は「(6月25日の攻撃時)北朝鮮の閉鎖型インターネットに
“忍者ゲートウェイ”を設置し、われわれのインターネットが北朝鮮内部網と連結させるだろう」と
話した。アノニマス側によると忍者ゲートウェイとは北朝鮮の閉鎖型インターネットシステムを
ワールドワイドウェブ(www)につなげさせるもの。彼は「忍者ゲートウェイを設置すれば北朝鮮
住民たちに制限のないインターネット環境と民主主義をもたらす。北朝鮮の挑発がある場合には
6月25日以前でも内部網攻撃がなされるかもしれない」と付け加えた。
一方、アノニマスが「わが民族同士」の会員リスト6000件余りを追加で公開したことで、
保守指向サイト日刊ベストなどでは「新囚人番号」というタイトルで、身元調べが続いた。
7日現在同サイトの掲示板には198件の身元公開文が掲載されている。これに対して
アノニマスの一員(@Anonsj)は「(日刊ベストで)身元を暴いたならば、それは彼らのやったこと」
と主張した。
http://japanese.joins.com/article/217/170217.html