中国でパナソニックの空気清浄機の微小粒子状物質「PM2.5」の除去率が宣伝通りの98%に達していないとの報道が出て、
これをパナソニックが否定したことを受け、中国のインターネット上で多くの批判の声が上がった。中国経済網が伝えた。
広州日報は3月13日、第3者測定機関の粤環科YHKと共同で、パナソニックの空気清浄機「F−VDG35C」を対象にしたテストを行ったところ、
運転開始から3分後、吹出口で0.3〜2ミクロンの微小粒子状顆粒の数が1リットル当たり123万から106万に減少し、
空気清浄機の除去率はわずか40.6%で、メーカーの宣伝にははるかに及ばないと報じた。
この報道に対してパナソニックエコシステムズの吉村元(はじむ)社長は18日、広東省広州で反論。
「空気清浄機の効果測定基準が異なり、テスト環境が確認できないことが実測値とレポートとの大きな不一致につながる。
パナソニック空気清浄機のPM2.5除去機能に対するテストは、社内だけでなく正式認定された国家機関でも行っている。
パナソニックは、測定レポートでの実測結果と宣伝用印刷物に記した数値に大きな自信をもっており、非常に正確な数値だ」とした。
パナソニックの空気清浄機のテスト環境は、1立方メートルまたは30立方メートルの密封型カプセル内で、テスト時間は短くて1時間、一般に4〜8時間だ。
公式テストと異なり、第三者測定機関のテスト時間は短すぎるため、十分な空気循環を実現できない可能性があるという。
パナソニックが空気清浄機のPM2.5除去率が宣伝通りの98%に達していないとの報道を否定したことを受けて、ネットユーザーの間で議論が高まった。
あるユーザーは「PM2.5除去率が98%と宣伝するパナソニックの空気清浄機は、運転開始から8時間しないと効果がでないのか。
1日のうち家にいるのは10時間に満たず、この8時間のうちに汚い空気を吸っていることになる」と指摘した。
また別のユーザーは「メーカーは言葉遊びに走っている。パナソニックは言葉遊びで消費者を間違った方向に導いた。このような宣伝は信用できない」
「われわれ一般消費者にはプロの釈明を実証できない」と批判している。
中国消費者協会弁護士団の邱宝昌団長は、「パナソニックはテスト用サンプルのデータではなく、独立した科学的な第三者テストのデータを提示するべきだ」と訴えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130328-00000016-xinhua-cn 【中国大気汚染】人民日報「パナソニック・フィリップスが空気清浄機でPM2.5の除去率を誇張、マイナスイオン型は有害オゾン発生」[03/26]
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1364292381/l50 .
当局「中国製の家電製品は、テストはしません」
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