2013年3月25日、中国・浙江省杭州市の都市快報の報道によると、
同市余杭区の警察は今月15日、市民からの通報を受け駆け付けた区内のある道路際の花壇で、女性の遺体を発見。
遺体の横には、スペードの5とK、ダイヤのJの3枚のトランプが落ちていた。その後の調べで、他殺と断定。
殺人事件として捜査が進められている。現在、被害者の身元はまだ判明していない。同警察は今月23日から市民に情報提供を求めている。北京晨報が報じた。
同警察は同日午前8時29分ごろ(現地時間)、「同区の世紀大道良熟村の道路際にある小さな池の近くに、女性が倒れており、
すでに息をしていない。左腕に大量の出血の跡がある」との通報を受けた。
女性は25歳くらいで、身長158cm。金髪のロングヘアーでパーマがかかっており、左鼻にはピアスの穴がある。
ピンクのジャケットに白黒のマフラー、黒のストッキングを着用し、右手の人差指にシルバーの指輪をしていた。
左手の親指と人差し指の間にはタトゥーが入っている。
同警察はすでに、情報提供を求める張り紙を2万5000枚以上張り、逮捕につながる有力情報提供者には、
1〜2万元(約15〜30万円)の懸賞金を提供するとしている。ただ今のところ有力な情報は得られていない。
同警察は23日、当時の現場の状況について、
「遺体の横には、スペードの5とK、ダイヤのJの3枚のトランプが落ちていた。トランプの裏は赤と白のチェック模様」と発表した。
同トランプに関する調査を担当する許(シュー)警察官は、「3枚のトランプは事件と直接関係ないかもしれない」としながらも、
「犯人検挙のためには、どんな小さな手掛かりも見逃すことはできない。万が一、犯人の手掛かりが残っていれば、逮捕のための有力な証拠となる」としている。
同情報に、「日頃、探偵映画を見るのが好きなのに加えて、ネット用語にも通じている」という市民の周(ジョウ)さんは、「自分なりの予想」として、
「『KJ5』は『中国語で早く助けて』の頭文字。被害者の女性はトランプを使って助けを求めたにもかかわらず、間に合わなかったのではないか」と推理している。
トランプ3枚はさらに、想像力をかき立て、熱心なネットユーザーらは、「『KJ5』は携帯の1つのプッシュボタンに集中している。
犯人の情報は被害者の携帯に隠されており、そのボタンを押すと重要な手掛かりが出てくるに違いない」など、事件を分析したり、
「気になる」点を上げたりする書き込みを次々に寄せている。
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