倒産の危機にあった会社に入社した後、退職したように見せ掛けて書類を作成し、失業給付金数億ウォン(1億ウォン=約860万円)を受け取った
グループが警察に検挙された。
ソウル地方警察庁捜査課は、不正な手段で失業給付金の支給を申請し、2010年5月から昨年7月まで182回にわたり、月24万−120万ウォン
(約2万1000−10万円)ずつ、計1億6000万ウォン(約1400万円)の失業給付金を受け取った男(46)ら39人を書類送検した、と22日発表した。
警察はまた、男らが失業給付金を受け取れるよう、虚偽の雇用保険の届出をした縫製工場の社長(56)ら3人と、男らと引き合わせる見返りに
1人当たり20万ウォン(約1万7000円)の謝礼を受け取ったブローカー(58)も、詐欺や雇用保険法違反などの容疑で書類送検した。
失業給付金とは、労働者が失業した際、最長6カ月間現金を支給し、生活の安定や再就職を支援する制度。書類送検された男らは、数種類の
書類を提出するだけで、特別な手続きを経ることなく失業給付金を受けられることを知り、犯行に及んだ。縫製工場の社長らは、周囲の知人たちに
失業給付金を受けられるよう計らい、この過程で銀行の通帳を改ざんし、月給を受け取っていたように見せ掛けていたことも、警察の調べで分かった。
李恵云(イ・ヘウン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版: 2013/02/23 11:34
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/02/23/2013022300588.html