【フィリピン】環境省と観光省がエコツーリズム促進で提携[02/05]
【フィリピン】環境省と観光省、エコツーリズム促進で提携
NNA 2013/2/5 08:30
環境天然資源省は4日、自然や野生生物の保護区として定める国内8カ所での
エコツーリズム促進に向けて、観光省との間で覚書(MOA)を交わしたことを
明らかにした。
この事業は、環境天然資源省が国連開発計画(UNDP)の支援の下、2011年12月に
本格的に始動した「生物多様性パートナーシップ事業」(事業費1,700万米ドル
=約15億8,000万円)の一環。覚書に基づき、環境天然資源省は、指定地域で計画される
観光事業の実行可能性を調査する。一方、観光省は、観光事業の計画・実行に関して、
地方自治体を対象とした技術協力を行う方針だ。
対象地域は、◇カガヤン州のペニャブランカ保護区◇キリノ州のキリノ保護区
◇オキシデンタルミンドロ州サブラヤンのシブラン山◇パラワン州タイタイのマランパヤ
海峡◇パナイ島のセントラル・パナイ山◇ネグロスオキシデンタル州の北部ネグロス
国立公園◇アグサンデルノルテ州とスリガオデルノルテ州にまたがるマイニット湖
◇ダバオオリエンタル州のハミギタン山――。これら8カ所で自然を生かした
エコツーリズムを促進するとともに自然や野生生物の保護に努める。
ソース
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130205-00000008-nna_kyodo-nb
フィリピンは生物図鑑の生物地理図なんか見ると、東洋区 と オセアニア区 のどちらに入る場合もある
鳥はオセアニア区寄りになる場合もあるが、哺乳類は東洋区とされる
東洋区といっても日本や中国のほとんどは入らず、東南アジア、南アジアの大陸部から
大スンダ列島とボルネオを含む地域である
まあ南国っぽいなという生物が多いのだが、狭くて陸続きに近いので鳥の特産の科がいない
フィリピンはその南の、スラウェシや小スンダ列島と並び、ウォーラセアという特別な中間移行地帯とされる
それで両者の特徴が合わさった生物がいたり、特産種も数多い
だが、フィリピンでは開発がどんどん進んで低地の熱帯多雨林なんて殆ど無くなってしまった
国立公園ですら盗伐が起こる始末であり、日本の0.8倍の面積で山がちなのに人口が増え続けるフィリピンは農地を増やさないととても
食って行けないのだ
フィリピンは肉食の大型哺乳類がいないので、フィリピンワシという巨大なワシが生息している
しかしこのワシは巨木が無いと繁殖できず、それが盗伐される現在では生息数が数百羽であり
人工飼育で生き延びるしか無い
フィリピンの北部は日本や台湾の昆虫相にも似ており、西部は東南アジアの要素が入るが独自亜種がいたり、
南部はスラウェシの昆虫に似たものがいるなど、地域によって様々な変化を見せる
だがそれら昆虫ですら、多くの地域で簡単には大型種を見つけにくくなっていて、乾燥した伐採地でも耐えられる
小型種ばかりになってきている、と自然に詳しい人は言う
まあ、もっと豊かになって子供の生まれる数が2.1人くらいになってから、自然保護活動がようやく実り始めるのではないかと
自分は思うのだが
3 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2013/02/08(金) 02:01:55.18 ID:LWrFnD+E
>>2 すごい知識を持ってますね。
東南アジア各国原産の熱帯魚が日本で流通してますが
なぜかフィリピン原産の熱帯魚がほとんどいないんですよね。
魚も、ミクロネシアにはレイボーフィシュという固有種がいて
フィリピンが境界線になるので、知られていない魚や水草がたくさんあるのではないかと想像してます
4 :
伊58 ◆AOfDTU.apk :2013/02/08(金) 04:34:20.99 ID:Ac2wOxBS
>>2 > 国立公園ですら盗伐が起こる始末であり、日本の0.8倍の面積で山がちなのに人口が増え続けるフィリピンは農地を増やさないととても
> 食って行けないのだ
困ったものだね。
人口が増えなければよいのだが。
しかしその増え続ける人口が、現在のフィリピンの経済発展を支えているのも事実なのだ
経済が発展すると自然が壊れる
だが経済が発展してくると自然環境保護の視点も目覚める、場合がある
(目覚めない国もあるw)