【フィリピン】JCBが前払いカード、銀行口座持たない層向け
NNA 2013/2/6 08:30
http://amd.c.yimg.jp/im_sigglYTad.MBxYTq_cSWUy0yPA---n1-x450-y450/amd/20130206-00000008-nna_kyodo-000-1-view.gif 写真:NNA
クレジットカード大手のジェーシービー(JCB)の子会社で海外業務を行う
ジェーシービー・インターナショナルは5日、国内のJCB加盟店で利用できる
プリペイドカードの発行を開始した。銀行口座を持たないフィリピン人を主な
ターゲットとしており、将来のクレジットカード保有に向けたブランド浸透の狙いもあるという。
同カードは、地場フィリピン・ベテランズ・バンク(PVB)の子会社でカード業務を
手掛けるPVBカード(PVBCC)との提携により発行する。現金自動預払機
(ATM)などで現金をチャージすることで、国内のJCB加盟店で利用できる。
チャージ額の上限は10万ペソ(約22万7,000円)。年齢13歳以上を対象とする。
カードは、カビテ州バコール市との提携により、市民IDカードとしての機能を持つ。
社会保障給付IDを兼ねており、保有者の顔写真も券面に掲載するため、役所や
各種施設などで身分証としても利用できる。PVBCCは今年末までにバコール市
在住市民など約50万人に発行する予定。バコール市以外の自治体への普及も視野に
入れている。
ジェーシービー・インターナショナルの今田公久副社長は5日、NNAの取材に対して、
フィリピンでは銀行口座を持つ人の割合は全体の2割程度であり、人口9,500万人に対して
他社を含めたクレジットカードの発行枚数は700万枚にとどまっていると指摘。
そうした市場では、銀行口座がなくとも利用可能なプリペイドカードの普及が
期待できると説明した。プリペイドカードの保有を通じてJCBがブランドとして
浸透することで、将来的にデビットカードやクレジットカードへの加入を促進する狙いも
あるという。
JCBがフィリピンの金融機関と提携するのは、商業銀行最大手のバンコ・デオロ
・ユニバンク(BDO)、リサール商業銀行(RCBC)系列のRCBCバンカードに
続いてPVBCCが3社目。
■東南アジアで事業拡大
JCBでは、多くの人口を抱え、一人当たりの国内総生産(GDP)が増加している
東南アジア諸国連合(ASEAN)を日本に次ぐマザーマーケットとして位置付けている。
プリペイドカードについては、フィリピン以外にも、中間所得層が拡大しているタイや
インドネシア、ベトナムでの事業拡大を検討するとともに、ミャンマー、カンボジア、
ラオスでの展開も視野に入れているとした。
ソース
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130206-00000008-nna_kyodo-nb .
顔写真付きのプリチャージカードで、社会保障カードと兼用かぁ。
日本でもウケるかもなぁ、発行料をカード会社持ちにして、マイナンバーを
付けたら行けるかも。