2月4日(ブルームバーグ):中国株式相場は上昇。中国で非製造業の活動ペースが加速したことが好感され、指標の上海総合指数は
9カ月ぶりの高値を付けた。
石炭メーカーの中国神華能源 (601088 CH)とエン州煤業(600188CH)がエネルギー関連銘柄で構成する指数の上昇をけん引。同指数は
CSI300指数を構成する業種別で最大の上昇率となった。建設機械メーカー国内最大手の三一重工(600031 CH)は2.3%上げた。
一方、同国2位の通信機器メーカー、ZTE(中興通訊、000063CH)は8.1%安と、深?総合指数の重しとなった。不動産開発の万科企業
(000002 CH)と保利房地産集団(600048 CH)は、住宅価格の上昇が新たな不動産規制を招くとの懸念から売られた。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する上海総合指数 は前週末比9.13ポイント(0.4%)高の2428.15と、
昨年5月8日以来の高値で終了。先週は5.6%値上がりし、2011年10月以来最大の週間上昇率だった。上海、深?両証取のA株に連動する
CSI300指数 は前週末比0.2%高の2748.03で引けた。
中原証券の李俊ストラテジスト(上海在勤)は「中国株式相場はバリュエーション(株価評価)の上昇を享受するとともに、経済指標の改善が
支えになっている」と語った。
中国国家統計局と中国物流購買連合会が3日発表した1月の非製造業購買担当者指数(PMI)は、昨年8月以来最も速いペースでの
活動拡大を示した。
Bloomberg: 2013/02/04 17:22
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MHORHD6KLVS501.html