1月31日(ブルームバーグ):香港株式相場は下落。ハンセン指数は終値ベースで2011年4月以来の高値となった前日から下げに転じた。
昨年10−12月(第4四半期)の米経済が予想外のマイナス成長となったことが相場の重しになった。
玩具や衣料品を小売企業に納入するリー・アンド・フォン (利豊、494 HK)は3.7%安。海運の中海発展(1138 HK)は4%安。12年通期の
利益が前年比90%以上、減少したもようだとの発表で売られた。米国を最大市場とする電動工具メーカーのテクトロニック・インダストリーズ
(創科実業、669 HK)は0.6%下げた。
一方、中国2位の携帯電話サービス会社、チャイナ・ユニコム(中国聯通、762 HK)は1.6%高。同社は12年の純利益が50%余り増加した
もようだと明らかにした。増益予想を示した電力会社の大唐国際発電(991 HK)は6.9%高。
ハンセン指数 は前日比92.53ポイント(0.4%)安の23729.53。月間の上昇率は4.7%。5カ月連続の値上がりで、09年7月までの期間以来で
最長の月間ベース上昇となっている。ハンセン中国企業株(H株)指数は同0.3%安の12130.59。月間では6.1%高。
インベスターズ・ミューチュアルで運用に携わるジェーソン・テー氏は、「相場は半年前に比べて非常に高い水準まで上昇した」とし、「長期的には
全てが企業業績の伸び次第だ。それが常に株式相場を支える」と述べた。
Bloomberg: 2013/01/31 18:21
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MHHFVN6S973101.html