中国からの投資、今年は10億リンギの見通し クアンタンの共同工業団地が貢献か
2013年01月30日 20:35 JST配信
【クアラルンプール】 パハン州クアンタンに建設予定のマレーシア・中国クアンタン工業団地(MCKIP)が
投資を促進させると期待されており、中国からの外国直接投資(FDI)額は今年10億リンギとなることが
見込まれている。ムスタパ・モハメド通産相が明らかにした。
MCKIPは中国・マレーシア連携の欽州工業団地の姉妹団地として、相乗効果を狙い立案された。総工費は
約15億リンギで、2015年の完工を予定。5,500人分の雇用の創出、2020年までに国内外からの総投資額は
75億リンギに上ると見られている。2月5日に着工式が行われる予定だ。
ムスタパ通産相によると、昨年1ー11月の中国から製造業へのFDIは15億リンギだった。中国は最大の貿易相手国と
なっており、昨年1ー11月の貿易高は前年同期で9%増の1億6,532万リンギだった。一方、昨年1ー9月のパハン州に
における投資額は7.8億リンギで、うち5.5億リンギが海外からの投資だった。米国(37億リンギ)からの投資が
最も多く、ドイツ(31億リンギ)、日本(22億リンギ)が続いた。中国は6位だった。
同相は、資源大手の豪ライナス・コープがパハン州ゲベンで運転を開始した世界最大級のレアアース(希土類)
製錬施設「ライナス・アドバンスト・マテリアルズ・プラント」(LAMP)について、中国からの投資を遠ざける
理由にはならないとコメントした。中国企業の数社は、ライナスで生産されたレアアースの利用を検討している
という。
ソース
http://www.malaysia-navi.jp/news/?mode=d&i=1568