中国と北朝鮮の去年1年間の貿易額は、日本円でおよそ5500億円と過去最高を更新し、国際社会での孤立を深める北朝鮮が、
新体制になって、中国への経済的な依存を一段と深めていることが浮き彫りになりました。
中国の税関当局がまとめた統計によりますと、中国と北朝鮮の去年1年間の貿易額は、前の年より7%増えて、60億ドル余り(日本円で
およそ5500億円)と過去最高を更新しました。
これは、去年、北朝鮮でキム・ジョンウン第1書記を中心とする新体制が正式にスタートし、祖父キム・イルソン主席の生誕100年の祝賀
行事など、国を挙げたイベントが相次いだこともあって、友好国の中国から資材や燃料、食料などの輸入が増えた結果だとみられます。
国際社会での孤立を深めている北朝鮮は、このところ中国国内で、経済特区への投資を呼びかける説明会や自国の企業による大規模な
見本市を積極的に開いており、中朝間の貿易額が過去最高を更新したことは、北朝鮮が中国への経済的な依存を一段と深めていることを
浮き彫りにしています。
ただ、北朝鮮が、事実上の長距離弾道ミサイルの発射に続いて、3回目の核実験に踏み切った場合、これに反対する立場を明確にしている
中国との関係がギクシャクし、貿易に少なからぬ影響が出るのは避けられない見通しです。
NHKニュース: 2013年1月28日 15時10分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130128/k10015111851000.html 関連スレ
【中朝経済】北の貿易 対中国が9割 11年韓国まとめ[06/02] (dat落ち)
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1338603018/ ほか