【香港】観光局、クルーズでシンガポールと異例の協力模索[01/28]

【香港】観光局、クルーズでシンガと異例の協力模索
NNA 2013/1/28 08:30

　香港政府観光局（ＨＫＴＢ）は24日、シンガポールと協力しクルーズ船ビジネスの
推進を目指すと発表した。香港とシンガポールは金融・物流ハブ、外国企業の
拠点誘致などの分野でライバルとみなされることが多く、今回のラブコールは異例だ。
25日付サウスチャイナ・モーニングポストが伝えた。

　ＨＫＴＢの劉鎮漢（アンソニー・ラウ）総幹事（事務局長）が、香港とアジアの
クルーズ船ビジネスの振興を目的とした同局主催の「シートレード・香港・クルーズ・
フォーラム」の席上で発言した。劉総幹事は、「両地は時間とリソースを多く費やし、
アジアにとって比較的新しい概念であるクルーズ観光ビジネスを発展させる必要がある」
と指摘。クルーズ船の格安誘致や、同ビジネスの専門知識・宣伝活動、アジア顧客向けの
旅程立案などでシンガポールと協力したいと意欲を示した。

　
　■海航集団が参入
　香港航空（ホンコン・エアラインズ）を傘下に持つ中国・海航集団（ＨＮＡグループ）
は26日、海南省三亜〜ベトナム・ダナン航路を皮切りに、クルーズ船ビジネスに参入した。
同社は今夏までに、天津〜韓国航路も就航するとみられている。

　関係者の間では、中国をはじめとしたアジアのクルーズ船ビジネスの今後の成長に、
期待が高まっている。一方で、ホテルやビーチ、クルーズ船が停泊できる港の整備が
十分でないことに加え、アジアの顧客や、旅行代理店への普及方法、政治的問題による
出入国の難しさを抱える地域があることなど、課題も多いとされている。
＜香港＞


ソース
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130128-00000002-nna_kyodo-nb