【フィリピン】発砲事件相次ぐ・・・規制、全面禁止に揺れる「銃社会」[01/27]

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1 ◆KONJACs21A @おまコンニャクφρ ★
規制、全面禁止に揺れる「銃社会」−フィリピン
2013.1.27 07:00 (1/5ページ)[アジア・オセアニア]
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130127/asi13012707010000-p1.jpg
◆新年を祝う花火を見物中、銃の流れ弾を受けて死亡したステファニー・エラちゃんの棺に、
分かれのキスをする母親のイレインさん(中央)=1月12日、マニラ北のブラカン州
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130127/asi13012707010000-p2.jpg
◆リサール州カインタのサンタルチア・イースト・グランドモールにある銃販売店(青木伸行撮影)

 フィリピンでは昨年暮れから年明けにかけ、新年の「祝砲」の流れ弾による被害や発砲事件が相次ぎ、
多くの死傷者が出た。これを受け、米国にも似た銃規制、銃所有の全面禁止をめぐる論議が、活発化している。
フィリピンは国際的にも銃社会のひとつ。米国と同様に、銃の所有を「自衛」のためだと正当化する論調が根強く、
「銃なき社会」の姿は見えてこない。(マニラ 青木伸行)
 マニラ近郊のリサール州カインタにあるサンタルチア・イースト・グランドモール。
衣類や電化製品、楽器、雑貨、ファストフード店、映画館などがひしめき、買い物客でごった返していた。

 2階に、「スターファイア」というガラス張りの銃販売店があった。
店内には数十種類の拳銃とライフル銃が壁に掛けられており、外からも見える。
中に入ってみると、男児2人を連れた男性客らが、銃を手に取り品定めしていた。
女性の定員に、どうやったら銃を買えるのか聞いてみた。

 「フィリピン人なら運転免許証などの身分証、(支払い能力を示す)電気料金などの領収書のコピー、
写真2枚があれば、銃のライセンスが取れます」

 購入するには本来、警察の許可、銃講習への申請、薬物・精神障害テストなども必要だ。
「ずいぶん簡単ですね」と言うと、「ライセンスの料金だけいただければ、あとはこちらでやりますから。
お金があれば誰でも買えますよ」という答えが返ってきた。

 売れ筋は「45口径のカリバー。中国製」。値段は1万9千ペソ(1ペソ約2円)。
これにライセンス料7千ペソを払えば、いとも簡単に、合法的に銃が手に入る。

 フィリピン国家警察(PNP)の幹部も「ライセンスの申請が却下されることはまれで、
要件を満たしていれば問題ない」と話す。

 PNPによると、合法的に登録されている銃は120万丁。60万丁の違法な銃も出回っている。
国連薬物犯罪事務所(UNODC)などの統計では、銃による殺人は米国9960件、フィリピン7349件。
人口10万人当たりでみると、米国3・2件に対し、フィリピンは8・9件と高い。

>>2以降に続きます

ソース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130127/asi13012707010000-n1.htm
2 ◆KONJACs21A @おまコンニャクφρ ★:2013/01/27(日) 11:30:42.15 ID:???
>>1の続き

 ●交錯する見解
 フィリピンの人々は、派手な花火と爆竹、それに祝砲で年を越す。今年も祝砲の流れ弾による死傷者が相次いだ。
マニラ首都圏カロオカン市では、自宅前で7歳の女児、ステファニー・エラちゃんが、頭部に流れ弾を受け死亡した。
祖父のアキリノ・エラさんは「あの子の死を無駄にしてはいけない。無差別な発砲を止めるために…」と話す。


 この事件のほかにも、銃乱射事件が発生するなどし(別表)、計24人が死亡した。
これを受け、銃の規制強化や、所有を軍、警察などに限定し民間の所有を全面禁止すべきだ、との世論が沸騰している。

 そうした見解をとる一人、ローレン・リガルダ上院議員は「大胆で網羅的な規制改革を実現すべきときだ。
銃への監視を強め、違法な銃をなきものにし、より厳格な処罰を科す必要がある。
民間の銃所有の廃止も真剣に検討しなければならない」と強調する。

 銃規制は古くて新しい問題だ。規制強化を求める市民団体「銃なき社会」のナンディー・パチェコ氏は
「過去22年間にわたり、政治家に銃規制関連法の厳格化を訴えているが、何も変わらない」と嘆く。

 現に議会では、20もの規制関連法案が、審議もされずに棚ざらしになっている。なぜか。
パチェコ氏は「多くの政治家自身が武装した護衛を抱えており、銃の擁護者だからだ。
規制する政治的意思をもたない限り、銃による死者は増え続ける」と、警鐘を鳴らす。

 一方、ビセント・ソット上院議員は「規制や全面禁止は、闇のマーケットを活発化させるだけだ」と反対する。
肝心のアキノ大統領はというと、全面禁止は「耳障りはいいが、違法な銃を使う犯罪集団を利するだけで、
民間人を無防備にする」と事実上拒否し、取り締まりと罰則の強化を主張する。
彼は腕前も達者な射撃の愛好家である。

>>3以降に続きます
3 ◆KONJACs21A @おまコンニャクφρ ★:2013/01/27(日) 11:30:54.46 ID:???
>>2の続き


 ●日本をモデルに
 米国で規制反対派は、合衆国憲法(修正2条)により、自衛と銃所有の権利が認められていると主張し、
全米ライフル協会などが規制に強く反対しロビー活動を展開する。

 インクワイアラー紙のニール・クルス記者は「フィリピンでも、銃関連団体や銃販売業界などが規制に反対する。
ただ、フィリピン憲法には米国の憲法に類似した規定はなく、銃の所有は一種の『特典』だ」と説明する。
文化も違う。それでも、治安の悪さゆえに、「自衛」という概念は厳然として存在する。

 治安改善というタマゴが先か、それとも銃規制というニワトリが先なのか−。

 上下両院の中間選挙を5月に控え、中央選挙管理委員会は今月13日から半年間、一般の銃の携行を禁止する
措置を講じた。選挙戦での対立候補の射殺事件などを、防止するためだ。
この措置は選挙がある年の「恒例」で、今回の規制論議とは直接関係はない。

 だが、2010年の選挙に際し、同様の措置がとられた結果、犯罪が09年より67%も低下したという
事実がある。このことは、規制が犯罪低下に結びつくことを如実に示している。クルス記者は問いかける。

 「日本は世界で最も銃関連の犯罪率が低い国だ。日本の厳しい銃規制を、モデルにできないだろうか」

      年末年始の主な銃乱射事件
▼昨年12月29日 カビテ州ダスマリニャスで、神奈川県 出身の新倉英雄さん(61)が銃で頭を撃たれ死亡。
妻のフィリピン人女性が殺害を依頼。

▼31日 マニラ首都圏マンダルヨン市で、自宅近くで遊ん でいた4歳の男児、ランジロ・ネマーちゃんが
背中に流れ弾が当たり死亡。

▼31日 マニラ首都圏カロオカン市で、7歳のステファ ニー・エラちゃんが頭部に流れ弾を受け死亡。

▼今月4日 マニラ郊外の町カウィトのスラム街で、  薬物を使用したとみられる41歳の男が
カリバー45口径 を乱射。3歳と7歳の少女、妊娠した女性を含む8人 が死亡、11人が負傷。男は射殺された。

▼6日 ルソン島ケソン州で、警官隊が武装集団の13人 を射殺。
武装集団には現職の警官や軍の兵士が含まれ ており、事件の背景を捜査中。

(了
4<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2013/01/27(日) 12:16:31.51 ID:LQZCIJKZ
>>2
>肝心のアキノ大統領はというと、全面禁止は「耳障りはいいが、違法な銃を使う犯罪集団を利するだけで、
耳障りはいいって、赤字のお仕事の出番ですよ、産経さん。
5<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2013/01/27(日) 12:18:49.86 ID:GpmzoghN
アメリカがどや顔で↓
6<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
Yes we can.