キャピタルメディカ、ハイフォンで産婦人科専門病院経営へ
2013/01/23 10:03 JST配信
病院の経営支援を手がけるキャピタルメディカ(東京都港区)は20日、ベトナムで病院経営に
参入すると発表した。同社病院運営事業初の海外展開で、日本の病院経営・運営ノウハウが
ベトナム現地病院に導入されるのはこれが初めてとなる。
同社は現地のハイフォンペーパー社(HAPACO)と合弁会社を設立。まずは北部ハイフォン市に
建設中の産婦人科専門病院の経営・運営を行う。同病院は9月開業予定で、開業当初は100床、
2016年までに200床まで拡張する予定だ。ベトナムは出産適齢期を迎える若い世代が多く、
経済発展に伴う中間層の拡大で、充実した医療サービスへのニーズも高まっていると判断した。
合弁会社の資本金は600万ドル(約5億4000万円)で、出資比率はHAPACOが65%、
キャピタルメディカが35%。建設中の病院の事業費総額は2050万ドル(約18億4500万円)
となっている。
HAPACOは製紙、パルプ生産のほか、不動産投資やホテル経営などを手がけている。
キャピタルメディカは日本から人材派遣を行うとともに、現地人材の育成、効率的な日本式の
病院運営ノウハウを提供していく。
また、キャピタルメディカはホーチミン市でも、地場のホンドゥック社との合弁で
がん専門病院の運営を行う計画。医療機器・医剤薬剤の物流など周辺インフラの整備と事業化も
同時に進める予定。
ソース
http://www.viet-jo.com/news/nikkei/130122010145.html