麻生副総理・財務相は3日、訪問先のミャンマーの首都ネピドーでテイン・セイン大統領と会談し、
同国に対し、今年度中に500億円規模の円借款(円建ての低利融資)を実施すると表明した。
安倍首相の親書を手渡し、官民挙げて経済協力を強める考えも伝えた。
円借款は、最大都市ヤンゴンの電力不足解消に必要な火力発電所の改修(190億円程度)、
地方の道路・橋などの改修・新設(170億円程度)、ヤンゴン近郊のティラワ工業団地の開発(最大200億円)などに充てられる。
円借款には、ミャンマーのインフラ(社会基盤)整備を支援することで、日本企業の進出を後押しする狙いがある。
一方、ミャンマーにとっては、資金面でのメリットにとどまらず、日本との関係強化によって中国への依存を減らすことが期待できる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130103-00000463-yom-pol