12月17日(ブルームバーグ):中国株式 市場で、上海総合指数は2営業日続伸。政府が都市化を推進する方針を表明したことで、
商品関連株の上げが加速した。一方、ヘルスケア関連株は3カ月ぶりの大幅な下落となった。
石炭生産のエン州煤業(600188 CH)と銅生産の江西銅業(600362CH)が高い。中聯重科 (000157 CH)は0.5%値上がり。香港上場の
同社株の投資判断をクレディ・スイス・グループが引き上げた。中国は週末の中央経済工作会議で、国内消費の促進に向け来年に都市化を
推進する方針を示した。
一方、医薬品メーカーの康美薬業(600518 CH)は10%安。石家庄以嶺薬業(002603 CH)も下げた。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数 は、前週末比9.72ポイント(0.5%)高の2160.34で
終了。14日は4.3%高と、2009年10月以来の大幅な上昇となっていた。上海、深?両証取のA株に連動するCSI300指数 は同0.5%高の
2366.70。
日信証券の薛明劼アナリストは電話取材に対し、「投資家が需要増を予想しているため石炭株など資源関連銘柄が上げている」と指摘。
「指導部は週末の会議で都市化を重視する方針をあらためて示した」と説明した。
Bloomberg: 2012/12/17 17:09
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MF60906K510E01.html