中国で、所得格差の程度を示すジニ係数(1に近いほど不平等)が2010年に0.61となり、社会が不安定となる警戒ラインとされる
0.4を大きく超えたとの調査結果を四川省成都の西南財経大学の研究機関が発表した。10日付の中国紙、新京報が伝えた。
都市部でのジニ係数は0.56、農村部は0.60。都市部と農村部の収入格差に加え、それぞれでも格差が深刻化していることを
裏付けた。格差は全国で頻発している暴動を伴う抗議活動の原因となっている。
調査は全国25省の8438の家庭を対象に実施した。
中国のジニ係数は1990年代から悪化を続け、北京国際都市発展研究院の調査によると、10年は0.438。(共同)
msn産経ニュース: 2012.12.10 14:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121210/chn12121014130001-n1.htm