【影の内閣】自民党シャドーキャビネット、極右派議員の顔ズラリ[12/01]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ウィンストンφ ★
今月行われる日本の衆議院議員総選挙で政権獲得が確実視されている、自民党の安倍晋三総裁が組織した「シャドーキャビネット(影の内閣)」の
メンバーに「竹島(独島の日本名)は日本の領土」と主張し、鬱陵島を訪問するため韓国に入国しようとして拒否された新藤義孝、稲田朋美、
佐藤正久の3議員など極右派議員が多く含まれていることが分かった。

自民党が先月30日発表したところによると、安倍総裁は今年10月22日、政権獲得に備えシャドーキャビネットを設置し、
新藤議員らを中心として選挙公約を検討したという。
総選挙で自民党が政権を獲得した場合、シャドーキャビネットのメンバーとなっている議員の多くが入閣する見通しだ。

シャドーキャビネットの経済産業相とされた新藤議員は、自民党の「領土に関する特命委員会」委員長代理として、
昨年8月に同党議員らによる鬱陵島訪問を主導した。
第二次世界大戦当時、硫黄島守備隊司令官として最後まで米軍に抵抗し玉砕した栗林忠道・陸軍中将(戦死後、大将に昇進)の孫に当たる。
韓国への入国を拒否された後、国会が開かれるたびに、質疑などを通じて「竹島は日本の領土」という主張を繰り返している。
また今年8月には、中国との間で領有権争いを繰り広げている尖閣諸島(中国名:釣魚島)への国会議員の訪問も推進した。

法相(シャドーキャビネットでの役職、以下同じ)の稲田議員は女性弁護士で、第二次大戦後に行われた極東国際軍事裁判
(東京裁判)について「近代法の大原則である罪刑法定主義に反するなど、国際法に違反している」とし、日本の戦争責任や
戦犯の存在自体を否定している。
稲田議員はまた、日本の戦争責任を追及するメディアやジャーナリストたちを提訴した裁判で、原告側の弁護人として活動し
「南京大虐殺は虚構だ」「首相の靖国神社参拝に反対する人たちは、道徳教育をうんぬんする資格はない」
「日本軍の強制による沖縄の住民たちの集団自決はなかった」など、日本国内・国外を問わず歴史を歪曲(わいきょく)する発言を
繰り返していることで知られる。
靖国神社の問題点を指摘したドキュメンタリー映画に対し、政府から補助金が支給されるや、事実上の検閲を要求し、論議を呼んだこともある。

防衛副大臣の佐藤議員は自衛隊の元幹部で「日本の再武装」を主張している。参議院議員に1回当選しただけで、政界での経験は浅いが、
鬱陵島訪問騒動をきっかけに有名になり、シャドーキャビネットのメンバー入りしたものとみられる。

文部科学相の義家弘介議員(41)も同じく参議院議員に1回当選しただけだが、動画投稿サイト「ユーチューブ」などを通じ、
靖国神社参拝など極右的な思想を広める上で先頭に立っている。
A級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社関連の団体の講師として活動したことがあり、軍国主義教育を批判している日本教職員組合
(日教組)に対し「がんみたいな存在」と批判している。

国家公安委員長の山谷えり子議員は「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の会長だ。
米国に設置された従軍慰安婦記念碑の撤去を求める運動を繰り広げ、米国メディアに対し、
従軍慰安婦の強制動員を否定する内容の広告掲載を主導したこともある。

総務相の井上信治議員は「平和を願い真の国益を考え靖国神社参拝を支持する若手国会議員の会」に所属している。
また、外相の三ツ矢憲生議員は在日韓国人に対する地方参政権の付与に反対している。
なお、安倍総裁は憲法改正を通じた再武装や、過去の歴史について反省する内容の談話の破棄、愛国心教育の強化などを公約に掲げている。

ソース 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/12/01/2012120100471.html