【羅老号】2段目に老朽化のおそれ[12/01]

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1荒波φ ★
韓国航空宇宙研究院(航宇研)は30日「宇宙ロケット『羅老号』2段目の点検に時間がかかり、
当初期限に定めていた12月5日までの打ち上げは難しい」と発表した。

航宇研は1日から民間の専門家と共同で羅老号の総合点検を始めた。

羅老号は11月29日午後4時に打ち上げを予定していたが、
韓国の技術陣が作ったロケット2段目で過電流が発生し、打ち上げが延期された。

航宇研内外からは「ロケット2段目が作られて5年近くたっていることから
問題が生じているのではないか」という懸念が出ている。

固体燃料ロケットには決まった耐久年限がない。
とはいえ、韓国の製造技術で保証可能なレベルは5年といわれている。

航宇研は2008年4月にロケットの2段目を3機同時に作った。
このうち2機は、2009年と10年の打ち上げに使用された。

残る1機は、24時間常温・常湿状態で保管されてきた。

あるロケット専門家は「打ち上げ直前になって全く予想もできない欠陥が露見するということは、
結局ロケットが古くなったことで問題が生じているのではないか。
韓国の技術陣は、こうした問題点を事前に把握できるほどの経験を積んでいない」と語った。

航宇研の技術陣は、できる限り今年中に打ち上げようという立場だ。
打ち上げが遅れれば遅れるほど、年限の問題が大きくなるからだ。

しかし、欠陥の原因究明に要する時間、ますます寒くなる天気、
大統領選挙や国際機関への通知スケジュールなどを考慮すると、年内の打ち上げは難しいという指摘も多い。


記事入力 : 2012/12/01 09:07
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/12/01/2012120100417.html